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【ServiceNow入門】ServiceNow CSA (Certified System Administrator)取得まで

Last updated at Posted at 2024-06-19

1. はじめに

こんにちは。株式会社ウイズ・ワン、ServiceNow担当のY-Kです。

本記事ではServiceNowの認定資格、
ServiceNow CSA (Certified System Administrator) について、
資格の概要や学習の参考情報等をご紹介します。

本記事は2024/06/19時点での情報となります。

2. ServiceNow CSAとは

ServiceNow CSA (Certified System Administrator) は、ServcieNowシステム管理者向けのメインライン資格の1つになります。

ServiceNowが提供するCSA以外の資格では
『CSA資格の取得、または同等の知識』を前提知識としていることもあり、
まさに、 ServiceNowの入門編となる 資格と言えます。

以下はServiceNowの資格とそのラーニングパスを一部抜粋した図となります。
ラーニングパス抜粋.png

資格の取得には、各種学習コースの受講と資格試験の合格が必要で、
CSA取得に推奨される経験としては主に以下があります。

  • データベースの概念とシステム管理に関する業界経験
  • ServiceNow インスタンスの使用や維持に関する 3 ~ 6 か月間の経験

他、推奨事項や試験内容等については、以下の試験仕様書を参照ください。

資格の維持について

ServiceNowは半年毎のアップグレードに合わせて機能追加等が行われるため、
CSAを含むメインライン資格取得後は、資格の維持のためにデルタ試験(更新試験)に合格する必要があります。
CSAのデルタ試験は現在、全20問程度のオンライン試験であり、年に1度の受験となります。

3. ServiceNow CSA取得まで

CSAを取得するためには最低でも、以下のように学習コース受講、資格試験の受験・合格が必要となります。

Step1: 学習コース受講 - 『ServiceNow って何?』
Step2: 学習コース受講 - 『Welcome to ServiceNow』
Step3: 学習コース受講 - 『ServiceNow Administration Fundamentals』
Step4: 資格試験受験

※正確にはStep1-2は必須でないが、Step3受講にあたり受講済みであることが推奨される

学習コースの詳細や、その他学習方法等については、
「4. ServiceNow CSA学習方法・学習ソース」を参照ください。

受験までの詳細手順

学習コースの受講及び、試験の受験方法については以下のガイドに詳細がございます。
ServiceNow認定資格 - Credentialing Program Guide - Overview
※CSAはServiceNowの資格のうちメインライン資格にあたりますので、各章についてはメインライン資格の項目を参照ください。

4. ServiceNow CSA学習方法・学習ソース

CSA取得までの学習に関して、筆者自身や周りの資格取得者の経験から、学習方法や学習の参考になる情報について紹介します。

以下はCSA取得までのロードマップになります。
CSA取得ロードマップ.png

4.1. Now Learning学習コース受講

まずは、「3. 試験範囲学習 ServiceNow CSA取得までの流れ」でも紹介した、
CSA取得のための必須条件である、Now Learningの学習コースを受講しましょう。
※全コースで約25h

これらの学習コース受講のみで試験に合格するのは難しい場合もあるので、
以降で説明する、試験範囲学習・試験問題対策を行うことを推奨します。
 
とはいえ、CSA取得に必要なServiceNowの基礎的な概念を理解することができますので、
しっかり受講するに越したことはないと思います。


各コースの詳細は以下になります。
  • ServiceNow って何?
    「ServiceNowで何ができるのか?」「どんな価値があるのか?」といった、
    ServiceNowが一体何なのかを説明している「超入門」コースです。


  • Welcome to ServiceNow
    ServiceNowの基本、用語、利用方法等について解説されており、
    ServiceNow利用のための基礎知識を学習するコースです。


  • ServiceNow Administration Fundamentals
    ServiceNowプラットフォームの管理を中心とした機能の説明・構築方法を学習するコースです。

4.2. 試験範囲学習

学習コースの受講が終わったら、コース受講だけでは理解しきれなかった箇所や、
各分野のより詳細な内容についての学習を行いましょう。
※人にもよるが学習時間20h程度~


学習を進める上で、有用なサイトや利方法については以下になります。
  • 製品ドキュメント | ServiceNow
    ServiceNow製品の利用方法について、記載されています。

    製品の説明書であり、かなり細かな説明まで記載されいるため、
    他の参考資料などで理解しきれなかった部分や、より理解を深めたいという場合に参照すると良いと思います。


  • ServiceNow Developers - 個人開発インスタンス
    ServiceNowでは、学習・試用を目的とする個人開発インスタンス(PDI)を誰でも利用することができます。

    上記ページからインスタンス払い出しを行うことで利用できますので、
    各種学習を進める際には実際のインスタンスでの操作を交えることで、非常に理解が深まると思います。


  • メケブログ
    ServiceNowに関する情報をまとめていらっしゃる日本語ブログになります。

    『CSA対策』というカテゴリ分けで各種機能について説明を行っている記事があり、CSA取得を目指すServiceNow初心者の方には非常にわかりやすい内容となっていると思います。


  • NowLibrary
    ServiceNowに関する情報をまとめていらっしゃる日本語ブログになります。

    基本的な機能や操作方法に関する説明・演習問題などの記事があり、ServiceNow初心者の方には非常に有用です。
    また、各種ServiceNow資格について、資格の説明から学習方法・学習の体験記等を詳細に説明しており、資格取得を目指す方には参考になる情報が多いです。

4.3. 試験問題対策

試験範囲学習に加えて、試験問題対策を行いましょう。
※15h程度~

CSA試験は翻訳の問題で独特の表現等をしている設問もあります。
日本語訳済み/英語問わず、模擬試験での学習をしておくと、実際の試験の時に戸惑うことが少なくなると思います。

Udemy』 や 『ExamTopics』にて、
CSAの試験の模擬問題集が販売・公開されておりますので、予め試験問題に触れておくことで、問題の形式や傾向等を理解できると思います。

5. まとめ

ServiceNow CSA資格について、概要と学習の参考情報等を紹介してまいりました。

個人的には、CSAは実際の操作を交えて学習をすることが非常に重要とみています。
先述の個人開発インスタンス等を利用して効率的に学習をすることをお勧めいたします。

これらの情報がCSA取得の手助けになると幸いです。


株式会社ウイズ・ワン ServiceNow担当Y-K

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