目的
Preztoが用意するZshの設定は概ね悪くないのだが、(私にとっては)いらいらするおせっかい設定が混じっているので、これを除去する。「他にもこの機能はおせっかいだ」などあればコメントで教えてほしい。
方法
Preztoが用意する設定は ~/.zprezto/modules
以下に配置される各モジュールで定義されている。ここから目的の設定を見つけ出し、コメントアウトなどで対処することにする(本当は.zpreztorc
などで上書きしたいのだが、多重にエイリアスが貼られていたりするのでunalias
でなく不要部分だけのコメントアウトを選んだ)。
具体的な対処
いちいち rm
が削除確認をしてくる
rm
コマンドでファイルを削除する際、本当に削除していいかどうかをインタラクティブに尋ねてくる。
これはmodules/utility/init.zsh
で定義されているrm
コマンドに対するエイリアスによる。-i
オプションを常に付与するようにエイリアスされているので、これを除去する。
# alias rm="${aliases[rm]:-rm} -i"
リダイレクトでファイルを上書き・追記できない
>
または >>
でファイルに書き込む際、そのファイルが既に存在している場合は拒否される(かわりに>!
や>>!
を使う必要がある)。
これはmodules/directory/init.zsh
で定義されているclobber
の設定による。unsetopt
でclobber
を無効化しているため、これを除去する。
# unsetopt CLOBBER # Do not overwrite existing files with > and >>.