PhpStormは各エディタからの乗り換えユーザの敷居を下げるためにEmacsやVisual Studio、Eclipse、NetBeansなどのキーマップがデフォルトで用意されています。
Vimはモード切り替えなどがあり挙動が変わるためか、デフォルトでは用意されていません。が、プラグインがあるのでそちらで設定出来ます。
プラグインのインストール方法はこちらがわかりやすいです。
IntelliJ IDEAでプラグイン更新(追加)を行う際のメモ
メリット
- 普段慣れているキーマップにだいぶ近い形での操作が出来る
- デフォルトでは出来ない挙動をいくつか出来るようになる
- Vimmerの勧誘文句に使える
デメリット
- デフォルトのキーマップと結構な割合でコンフリクトするため、カスタマイズ必須
- いくつかの機能はエミュレートされていない
- タグ内を選択[vit]などは動かない。カッコ内を選択]vi[ / vi(]とかはちゃんと動く。
例えばカッコ内で[vi(]を入力すると以下のような選択状態になります。デフォルトのPhpStormでは出来ない選択の仕方なので、地味に便利です。
以下のようなタグ内の文字列選択[vit]はエミュレートされていないので出来ないです。PhpStorm内の[Select Word at Caret]で似たようなことが出来るので、そちらを使いましょう。
<span>この文字列を選択</span>
また、デフォルトで割り当てられているキーマップとかなりコンフリクトするので、動かない機能については個別でキーマップ再割当てをすることになります。
なので、細かなカスタマイズが面倒くさい人やデフォルトのキーマップから極力変えたくないという人にはあまりオススメ出来ません。
Vimにある程度慣れていて かつ エディタはカスタマイズしていくもの、と思っている人にはうってつけのプラグインです。