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[Azure] Logic Appsを使ってみる(slack/chatter/yammerと連携)

Last updated at Posted at 2017-04-26

Logic Appsとは

Azure Logic Appsは、様々なサービスやデータを連係させるアプリケーションを簡単に作成可能なPaaSサービスです。
提供済みのコネクタを組み合わせて、GUIでワークフローを実装することができます。

最新のコネクタ一覧は こちら で確認できます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/connectors/apis-list

今回は一例として、httpリクエストを受けて、メッセージをslack/chatter/yammerにPostするアプリを作成してみます。

分岐処理を試すため、ツール名を指定して投げ先を変えてみます。処理の流れを図にするとこんな感じです。
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Logic App作成

Logic Appの新規作成

Azure Portalで、Logic Appを作成します。作成時に指定するのは名前とリソースグループ程度です。
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作成されるとすぐにウィザードが起動します。テンプレートも色々用意されていますが、今回は「空のロジックアプリ」を選択します。
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最初のステップとして、「要求と応答」を選択し、httpリクエスト(の受信)を設定します。
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リクエストに、用意しておいたJSONスキーマを設定します。URLは保存後に発行されます。
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JSONパースを追加

以降の処理でリクエスト中の値を使用するため、JSONパースを追加します。「+ステップの追加」で、「データ操作 - JSONの解析」を追加します。
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追加されたダイアログで
- ステップ名を"JsonParse"に変更(デフォルトは"JSONの解析"ですが、全角文字は保存時にエラーが出てしまうので半角文字に変更しておきます)
- コンテンツに「本文」を設定
- スキーマに、リクエストに設定したものと同じJSONスキーマ
を設定します
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分岐と投稿処理を作成

"tool_name"によって、各ツールに投稿する処理を作成します。「+ステップの追加」で、「Switch Caseの追加」を選択します。
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変数に @body('JsonParse')['tool_name'] を入力します。
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最初のケースで、メッセージの投稿先にSlackを設定します。アクションから「Slack - 投稿メッセージ」を選択し、
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Slackにログイン後、チャンネル名とメッセージ ( @body('JsonParse')['message'] ) を入力します。
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2つ目のケースで、メッセージの投稿先にChatterを設定します。同様にアクションから「Chatter - Post to a group」を選択し、メッセージに @body('JsonParse')['message'] を入力します。
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最後に「その他」のケースでyammerを設定します。
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以上でLogic Appが作成できました。

動作確認

保存後、最初の「要求」ステップを開くと投稿用のURLが発行されています。
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Slackに投稿してみます。

$ curl -H "Content-type: application/json" -X POST -d '{"tool_name":"slack","message":"logic app test to slack"}' '<ポータルで確認したURL>'

投稿されました。
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Chatterに投稿してみます。

$ curl -H "Content-type: application/json" -X POST -d '{"tool_name":"chatter","message":"logic app test to chatter"}' '<ポータルで確認したURL>'

投稿されました。
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それ以外でyammerに投稿できるか確認してみます。

$ curl -H "Content-type: application/json" -X POST -d '{"tool_name":"other","message":"logic app test to yammer"}' '<ポータルで確認したURL>'

投稿されました。
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以上で設計通り動作することが確認できました。

このようにGUIだけで簡単にアプリケーションが作成できるので、コネクタが提供されているものはLogic Appsの利用をまず検討してみるとよいと思います。

参考資料

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