はじめに
基礎科学実験A(以下謁見)のレポートをLatexを使ってかく人のため(自分のメモでもある)にここに書き残す目的で書いてます。もっといい書き方だったり、ガバガバの可能性も高いので参考程度に見てください。(もっといい方法等あればコメントに残してくれれば追記しておきます。)
著者の環境
OS MacOS Sonoma
CPU M1
VSCodeでtexのファイルを編集しています。
Windowsの方は環境構築とかショートカットとか知らんのでそこは頑張ってね
環境構築について
多分この辺を漁ってればMacの人はできると思います。AppleシリコンはHomeBrewを入れるのがめんどくさいので頑張ってください。
さっそくやる
自分がレポートを書くときに(必要そうなことと)書いた内容を適当に書き残します。(随時追加)
cmd + sで保存したら自動的にコンパイルされるらしいです。
pdfのプレビューがされていない場合はcmd + opt + v でいけます。Windwosは知りません。
おまじない
\documentclass[a4j]{ltjsarticle}
\usepackage{enumerate}
\usepackage{comment}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{float}
\usepackage{graphicx}
\usepackage[dvipdfmx]{color}
\usepackage{pgfplots}
いろいろあるらしいんですけど、脳死でこれでいいらしいです。(脳死)
2行目以降はLatexのパッケージらしいので必要に応じて入れる感じでいいです。latexデフォルトだと数学のフォントとかが足りないとか、画像とかグラフとかの表示に必要らしいのです。とりあえず古の過去レポのパッケージをそのまま引っ張りました。
\title{レポート名}
\author{著者名}
\date{作成日}
上で書いたやつの下にレポートの名前と著者名作成日を記述します。これも毎回同じなので固定でおまじないしといてください。
文章を書く
とりあえずどのレポートでも共通するような内容を書いてそっから肉付けする感じでやっていければいいのかなと思います。
\begin{document}
\maketitle
\section{実験の目的}
\section{実験の原理}
\section{実験方法}
\section{実験結果}
\section{実験の考察}
\section{参考文献}
\end{document}
とりあえずびっけんで使ったタイトルの内容を
\section{タイトル名}
でそれぞれ用意します
\begin{document}
は書く文章をこれで括ればいい
\end{document}
を一番最後に入れるのをお忘れなく
\maketitle
を入力しないとおまじないで書いたレポート名や著者名が出てこないので気をつけてください。
各section内にさらに見出しみたいなのを入れたい場合は
\subsection{小節の名前}
まだもの足りない場合は
\subsubsection{小小節}
欲張りなあなたのためにもう一個
\paragraph{段落の名前}
数式の入力(とのその関連)
文章中に数式を入れる
文章$数式$文章
のように$で囲むと文章中に数式を入力することができます。
改行して数式を入れる
文章\[数式\]文章
\ [ \ ]で数式を囲みます。そうすると数式の部分が改行されて入力することができます。
改行して数式を入力してその数式に番号を付与する
\begin{equation}
数式
\end{equation}
一個上の数式の入力方法と違い、数式ごとに番号が振られるため、式を後から引用する際に役立つ(多分)
開業して数式を入力する(複数)
\begin{gather}
数式1 \\
数式2
\end{gather}
数式を複数入力したい場合にいちいち
\begin{equation}
でやってるとめんどくさいので、そのときは
\begin{gather}
を使って入力します。\を入力することで改行することができます。普通にEnterキーで改行しても認識されないので注意してください。
数式を引用する
前述した数式を参照したい場合に付与された式の番号を直接入力するのもいいのですが、その場合に後で式の番号が変更された場合に全て直す必要があるのでそれを回避する方法を紹介します。
\label{参照名}
数式の後に参照する名前を決めてこのように入力します。
その後引用したいところで
\eqref{参照名}
と入力することで数式の番号が出てきて参照することができます。
数式に使う特殊文字について
入力 | 出力 |
---|---|
\alpha | α |
\beta | β |
\gamma | γ |
\delta | δ |
\epsilon | ε |
\phi | φ |
\omega | ω |
\psi | ψ |
\lambda | λ |
\mu | μ |
\theta | θ |
\lim | lim |
\rightarrow | → |
\infty | ∞ |
\sum | Σ |
\frac{hoge2}{hoge1} | hoge2/hoge1 |
ギリシャ数字や極限、シグマなどを使う際にはこれらを入力して使います。
試しに数式を何個か記述してみます。
\begin{gather}
\lim_{x\rightarrow0}\frac{\sin(x)}{x} = 1 \\
\sum^{n}_{k=1}k = \frac{1}{2}n(n+1)
\end{gather}
と入力すると
\begin{gather}
\lim_{x\rightarrow0}\frac{\sin(x)}{x} = 1 \\
\sum^{n}_{k=1}k = \frac{1}{2}n(n+1)
\end{gather}
と出力されます。
limの下の部分(なんていうのかしらんx->0とかのやつ)はlimと書いた後に_{}で入れることができます。
Σの上下も上は^{}で下はlimと同様です。
表の挿入
表の出力について一番一般的なものを紹介しようと思います。
\begin{table}[H]
\begin{center}
\begin{tabular}{l|r|r} \hline
品名 & 単価(円) & 個数 \\ \hline
りんご & 100 & 5 \\ \hline
みかん & 50 & 10 \\ \hline
\end{tabular}
\caption{hogehoge}
\end{center}
\end{table}
上2行はおまじないみたいなものです。
\begin{tabular}{l|r|r} \\ \hline
tabular{""""ここ"""}の中は各列を左寄せ(l)中央寄せ(c)右寄せ(r)を指定するときに使います。
列の寄せを指定する文字に|が入っているのは表の列の区切り線を入れるために入っています。必要ない場合は単純に
\begin{tabular}{lrr} \hline
でいいです。
\hline
は行の区切り線を引くときに使います。横に\hlineと繋げると、二重線になったりします。
表の要素を並べる
表の要素を並べるときは要素を書いて&で要素ごとに区切って、\で改行することができます。
表の題名を入れる
\caption{hogehoge}
hogehogeの部分に表の題名を入れます。
この部分を記述する位置で題名を上に入れるか下に入れるかを帰ることができます。
複数の要素を結合する
\multicolumn{3}{c}{フルーツ}
\multicolumを使うことで要素を結合することができます。最初の引数で何個結合するか、二つ目の引数で何寄せをするか、最後の引数に内容を書きます。
複数の表を並べて表示する
\begin{table}[H]
\begin{minipage}[c]{0.5\hsize}
\begin{center}
\begin{tabular}{l|r|r} \hline
品名 & 単価(円) & 個数 \\ \hline
りんご & 100 & 5 \\ \hline
みかん & 50 & 10 \\ \hline
\end{tabular}
\caption{hogehoge}
\end{center}
\end{minipage}
\begin{minipage}[c]{0.5\hsize}
\begin{center}
\begin{tabular}{l|r|r} \hline
品名 & 単価(円) & 個数 \\ \hline
りんご & 100 & 5 \\ \hline
みかん & 50 & 10 \\ \hline
\end{tabular}
\caption{fugafuga}
\end{center}
\end{minipage}
\end{table}
minipageを使うことで表を複数並べることができます。
\begin{minipage}[位置]{横幅}
3つ並べる場合は横幅を0.33\hsizeとかにすれば3つ並べることができます。0.5\hsizeのままだと、上2下1で並びます。
\vspace{幅}
で垂直方向のスペースを開けることもできます。
もっと凝った表(表を二つ並べるとか)は参考文献の方に載っているので自分で調べてください。
画像の挿入
表やグラフをlatexではなくエクセルなどで作成した場合に画像として挿入する方法を紹介します。
\begin{figure}[h]
\begin{center}
\includegraphics[オプション]{ファイル名}
\caption{画像の名前}
\end{center}
\end{figure}
画像ファイルはtexのファイルと同じ階層(フォルダ)内に入れます。
例)
ekkenlatex
| denshikairo.tex
| graph01.png
| graph02.png
みたいな感じ
これで表示されるはずなんですけど、私の環境だけでしょうか。。。表示されません。
グラフの挿入
画像同様にグラフの表示もされない。。。解決したら追記しておきます。。
参考文献