1. はじめに
こんにちは!
2025年11月、LPIC-1 Exam 102 に、約3週間の学習で無事合格しました。
101に続いての挑戦でしたが、今回も一発合格できてホッとしています!

この記事では、学習のきっかけ・勉強方法・試験の感想・今後の展望について、
これからLPIC-1 102を受験する方に向けてまとめました。
2. 受験の動機
AWSを触る機会が増えてきたことがきっかけです。
AWSの資格勉強を進める中で、Linuxの知識が前提となっている場面が多く、
EC2などでサーバーを立てる際にもLinux OSを使うことがありました。
「AWSを深く理解するためには、Linuxの基礎を固める必要がある」
そう感じて、101に続いて102も受験しました。
3. LPIC-1 Exam 102とは?
https://learning.lpi.org/ja/learning-materials/102-500/
シェルスクリプト、ネットワークの基本、セキュリティ、X Windowなど、Linux運用に必要な追加知識を問う試験です。
試験概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | 102-500 |
| 試験時間 | 約90分 |
| 問題数 | 約60問 |
| 形式 | 選択式・穴埋め式 |
| 合格ライン | 約500点 / 800点 |
| 有効期限 | 5年 |
| 試験言語 | 日本語・英語 |
4. 学習方法と使った教材(学習期間:3週間)
学習スケジュール
- 期間:約3週間
- 平日:2時間
- 休日:4時間
101の知識をベースに、ネットワークやセキュリティの理解を深めることを意識しました。
使用教材
-
Ping-t(Web問題集)
→ 3周実施 -
Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version5.0 対応
→ 2周実施
学習の流れ
-
Ping-tで広く知識を入れる
- 特にネットワーク関連の問題を重点的に。
-
スピードマスター問題集で試験形式に慣れる
- 模試形式で出題されるため、試験感覚がつかめる。
-
設定ファイルとコマンドの関連を整理
- セキュリティ設定やX Window関連は特に注意。
良かった点
- Ping-tで網羅的に学べる
- ネットワークの基礎理解が深まった
- 黒い画面(CLI)への抵抗がさらに減り、むしろ興味が出てきた
5. 本試験の感想と出題傾向
101と比べると、Ping-t寄りの問題が多かった印象です。
スピードマスターの問題がそのまま出ることは少なく、
「知識を理解して応用できるか」を問う問題が多かったです。
特に印象的だったのは以下のポイント:
- ネットワーク設定(IPアドレス、サブネットマスク、ポート番号)
- シェルスクリプトの基本構文
- セキュリティ関連(sudo、ファイル権限)
6. 印象に残った出題ポイント
-
ifconfig,ip,netstat,ssなどネットワーク系コマンド -
/etc/sudoersの設定や権限管理 - シェルスクリプトでの条件分岐・ループ構文
- X Window関連の設定ファイル
7. 資格取得で得られたこと
ネットワーク理解が深まった
IPアドレスやサブネットマスクの仕組みがクリアになり、
AWSやクラウド環境でのネットワーク設計にも役立ちそうです。
Linuxへの興味がさらに増した
ログ監視やCLI操作への抵抗がなくなり、むしろ楽しくなってきました。
8. 今後の展望
当初は11月にCCNAを受験予定でしたが、
受験料の高騰と業務でAWS運用保守(CloudWatch、AWS CLI)を扱う機会が増えたため、
AWS SOA(SysOps)を先に受験することにしました。
最近SOAの試験範囲が改訂され、難易度が上がっているようですが、
その知識を活かして12月にAWS SAP(Solutions Architect Professional)を受験予定です。
勤務先ではAWS資格取得を推奨しており、報奨金制度もあるため、
積極的に学習を進めていきます。
目指せ、AWS資格全冠!
9. まとめ
- LPIC-1 102はネットワーク・セキュリティ・スクリプトの理解が重要
- Ping-t + スピードマスターの組み合わせが有効
- AWSやクラウド資格への橋渡しになる
- 実務でも確実に役立つ知識が身につく
10. おわりに
101に続いて102も合格でき、Linuxの基礎がしっかり固まりました。
今後はAWS資格やクラウド関連の知識を深め、
より高度な案件に参画できるように学び続けます。
「学び続ける姿勢が、エンジニアとしての市場価値を高める」
この記事が、これからLPIC-1 102を目指す方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
