はじめに
Webアプリケーション開発チームで実施している1on1MTGについてご紹介します!
普段私がチームリーダーとしてホスト側で気をつけているポイントなどについて言及しているので、ぜひ参考にしてみてください😊
以下は、私たちのチームで実際に実施している1on1の概要です。
- 目的:ゲストの成長を促すこと(ゲストのための時間)
- 話す内容:プライベートからキャリア支援まで幅広く(ゲストへの傾聴の姿勢が必要)
- 頻度:2週間に1回 30分間
- 得られる結果:信頼関係の構築
1on1ミーティングの目的を伝える
目的を事前に伝えることが重要です。1on1は定期的な30分の面談を行うため、「1on1をやる」と伝えるだけでは時間を取られるというネガティブな印象を与えてしまいます。
私は「ゲストの成長を促す」というゲストのための時間であるということを伝えることが重要だと考えています。そうすることで、ゲストは納得感を持ってミーティングに参加してくれます。
ゲスト側のための時間
ホスト側で質問リストなどを事前に用意していたとしても、ミーティングを始めたらまずはゲストに何か話したいことはないかを尋ねます。1on1はゲスト側のための時間なので、ゲストが抱えている課題を傾聴していく必要があります。ゲストの話をしっかりと傾聴することで、信頼関係を構築することができます。逆に、一方的に用意された質問をしてしまうと、結局はホストのための時間になってしまい信頼性を著しく下げてしまう可能性がありますので注意が必要です。
話す内容はプライベートからキャリア支援まで幅広く
以下は私が1on1で参考にしている質問リストです。
ホストは、質問リストを参考に話題を提供し、会話と傾聴を進めるスタンスが適切だと思います。ホスト側がゲストの成長のために話題を提供し、会話をしていくためにはある程度の練習が必要です。最初からうまくいかなくても挫けずに続けることが大事です。
** プライベートの理解 **
- 最近どんな趣味を楽しんでいますか?
- 休日はどんなことをして過ごしていますか?
- 最近買ったもので「これはよかった!」というものはありますか?
** 体調やメンタルの健康確認 **
- 業務でストレスを感じていることはありますか?
- 家ではきちんと休んでいますか?
- 人間関係で困っていることはありませんか?
** モチベーションの向上 **
- モチベーションが下がる原因を引き出す
- 業務で自信がないのはどんなところですか?
- 業務で不安や不満に思っていることはありますか?
- どんなときにモチベーションが下がっていると感じますか?
- モチベーションが上がる要因を引き出す
- 最近うまくいったと思う仕事はありますか?
- 仕事でおもしろいと思っていることはありますか?
- どんなときにモチベーションが上がっていると感じますか?
** 業務と組織課題の改善 **
- チームメンバーに直接言えないことはありますか?
- どうすればチームワークが改善されると思いますか?
- チームで働く上で直したいと思っていることはありますか?
** 目標の設定と評価の改善 **
- 将来的にどのように働きたいですか?
- 1年後にはどんなことを達成したいですか?
- この課題をクリアすれば成長できると思っていることはありますか?
メモを取る
1on1ミーティングの際にはメモを取ることが重要です。Notionなどのツールを利用して、話した内容をデータとして蓄積しておくことで、部下の成長の軌跡の確認や今後の対応の検討が可能になります。ただし、1on1の内容はホストとゲストだけがアクセスできるようにすることが重要です。不特定多数の人が閲覧できると、ゲストがストレスフリーに話すことが難しくなってしまいます。
もし、内容を第3者と共有する場合は、ゲストに許可を取るようにしましょう。
オンラインMTGでお互い顔を映さないのはアリ
経験的に、顔を映さない方がゲストにとってもストレスフリーになりますし、音声のみのコミュニケーションなので、ホストはゲストの話に注意深く傾聴できるメリットがあります。
ただし、顔を映さない場合は、表情や非言語コミュニケーションが欠落するため、コミュニケーションが難航する可能性もあります。そのため、信頼関係がまだ築かれていない段階では顔を映してコミュニケーションをすることも重要です。
顔を映さない場合におすすめなツールとしては、Slackを社内で使っている場合はSlackハドルがとても便利です。Slackハドルは顔を出さない通話が前提となっており、顔を映さないことに違和感を感じずにコミュニケーションができます。
得られる結果
1on1MTGからはさまざまな良い結果が得られると思いますが、突き詰めると「信頼関係の構築」が最も重要なものだと考えます。私は、チームのリーダーとしてチームメンバーの生産性を上げることが使命だと考えています。生産性を向上させるためには、時には厳しい指摘や意見の対立などのイベントも発生してしまうことがあります。そのような場合に役立つのは「信頼関係」です。信頼関係があれば、そのようなイベントも互いの成長やチームの成長のためのものだとポジティブに捉えることができます。逆に、信頼関係が築かれていない場合、そのようなイベントが発生した時にそれぞれの自己主張のためのものと捉えてしまいネガティブなイベントになる傾向が多いように感じます。
一般的に、1on1MTGは開発において非生産的なイベントと捉えられることもありますが、開発に限らずチームで業務をする上では非常に重要なイベントだと思います。
最後に、1on1MTGは単なる面談ではなく、ゲストのための大切な時間であることを常に意識していくことが重要です。ゲストの声に耳を傾け、信頼関係を築きながら共に成長していくことが1on1MTGの真の価値だと思います。
参照記事
最後に
私たちの会社、ナイトレイでは一緒に自社開発のWebサービスを盛り上げてくれるエンジニアメンバーを募集しています!
基本的には直接ユーザーと接することのないポジションですが、セールス部門から
「顧客の声」を教えてもらったり、希望すればユーザーとのMTGに参加することも可能です。
モチベーションの高め方はあなた次第。
このような方は是非Wantedlyからお気軽にご連絡ください(もしくはこちらまで recruit@nightley.jp )
✔︎ 自社Webサービスの開発で事業の発展に携わってみたい
✔︎ 自分が開発したサービスで地域活性化に貢献したい
✔︎ 位置情報ビッグデータに興味があり、新しい活用方法を提案したい
✔︎ 地理や地図が好きで仕事中も眺めていたい
一つでも当てはまる方は是非こちらの記事をご覧ください
▼ナイトレイとは?