ABCキャンセルとは
毎週開催のAtCoder Beginner Contestの参加を放棄する行為を指しています。
アラームが鳴らない土曜日
8時に起きます。
違和感を覚えつつも、淡々と作業をこなしていました。
ふと集中が途切れて、Twitterを見てみると、TLは感想戦で賑わっていました。
ここで、私はとてつもない疎外感を覚え、ようやく事の経緯を思い出していきます。
主張できなかったあの日
違和感の正体は、起床時間でした。いつも6時頃に起きてコンテストに備えているから、自分が整った状態でいることに、私の本能が、今の行動がまるで自分のモノでないようで、怯えていたようです。
あの日、私は、しばらくの間、授業にまとも出席せず、自堕落な生活を送っていたため、ついに競技プログラミングを一か月ほどの期間断つことを余儀なくされました。今年の8月から始めて、それからずっと参加し続けていたので、かなり動揺していました。
ここで、自身の動機を強く主張して現状を覆せるほど、正当な努力を積んでいて、成果を出していれれば、今でも継続出来ていたであろうことを考えると、これは、環境以前に、自身の甘さが招いたことだと猛省しました。
それ以来、競技プログラミングのことは一旦忘れることにしました。私は、結果的に娯楽のためだけに勤しんでおり、正当化のために無意識に反省したフリを重ねていることを、意外な形で自覚するのが、嫌で仕様がなかったのです。
眠気に襲われたときや、退屈した隙間時間にパッと精進を開けていたため、始めは禁断症状も酷かったのですが、4日が経過したころから、順応し始めました。
Canceledを思い出した今の気持ち
自身の境遇を抜きにして話すと、キャンセルして良かったと、不思議と安堵していました。
週単位で爆速改善できるほど要領がよくない私は、コンテストが終わる度に、断続的な反省をすることで、かえって実力を伸ばし切れず、こんな結果に至ってしまったのではと、今では思います。
成果を残すために、中途半端な情緒に流されず、より長期的に戦略を練り、勝てる確信がある時にのみ戦を挑んで成果を勝ち取る...若しくは死ぬほど後悔して伸びきる...そんなサイヤな武将を今後は目指していきたいです。
まとめ
当然、実力ある人は、毎コンテスト絶対に挑むべきです。
つまるところ、今回は、コンテスト参加回数が二桁に達したのにも関わらず、停滞を続けている方向けの記事でした。
少し距離を置くと、見方が変わるかもしれません。
ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。

