BRDGとMetroで制作時に遭遇したトラブルを列挙しました。
主にexternal toxでリンクしたcontainer周りが多かったです。
症状その1. 起動時にIn CHOPの値を取り損ねる
『よし、できた』と思ったBase Containerを入れ込んだtoeファイルを共同作業者に
gitからpullしてtoeを起動てもらうと動かない。よく見るとContainerの右上に赤い罰マークが。
Containerを一回左の×ボタンで止めて再度cookすると何事もなかったかのように動く。
ただtoeを再起動してもまた右上に赤の×マークがついて動かない。
原因: しょっぱな、In CHOPに値が来てなかった
ノードプログラミングでよく問題になる『実行順』が絡んでいるようです。
森岡の場合、『実行順の関係上、In CHOPの入力元が生成されていないのにContainer内でそのCHOPのチャンネルを利用していた』というのでエラーを吐いていました。
対策:In CHOPに初期値を入れた
In CHOPのInput 2はInput 1に値が来てない時にOutされるデフォルト値になります。
Constant CHOPでIn CHOP用のデフォルト値を作ったところ、エラーが出なくなりました。

症状その2. 起動時にParameter CHOPの値とPythonの値を取り損ねる
『よし、できた』と思ったBase Containerを入れ込んだtoeファイルを共同作業者に
gitからpullしてtoeを起動てもらうと動かない。よく見るとContainerの右上に赤い罰マークが。
Containerを一回左の×ボタンで止めて再度cookすると何事もなかったかのように動く。
ただtoeを再起動してもまた右上に赤の×マークがついて動かない。
・・・『症状その1と同じか?』と思ってたら微妙に違いました。
原因:しょっぱなのPythonがうまく動いてない、Parameter CHOPが一発目に正しい値をとって来れてない
ただ、おそらく原因は同じで『実行順』が絡んでいるようです。
ExportしたCHOPの値(op('hogehoge')[chan1])みたいなところでエラーが出てる場合と、ContainerのPanelで設定した値が一発目で取れておらずエラーになっている場合の2通りありました。
よくFeedback TOPのReset Pulse取り損ねているのもこのあたりが関係してそう。
対策:Constant CHOPとReplace CHOPを差し込んだ
Constant CHOPで来る予定のパラメータの初期値を制作、Replaceで1フレーム目以降で正しくParameter CHOPおよびPythonから値が取れるまでの間も何かしらの値が来るように修正したところ、エラーがでなくなりました。

症状その3. Composite TOPが動かなくなる
『よし、できた』と思ったBase Containerを入れ込んだtoeファイルを共同作業者に
gitからpullしてtoeを起動てもらうと動かない。
エラーは出てないが、明らかに絵が変。
というかComposite TOPが動いてなくね?
原因:バグ・・・?
理由はよくわかりません・・・。
対策:Over TOPなど代替可能なものに差し替え
幸い、Add TOPやOver TOPなど代替可能なOPがあったので差し替えて対応しました。