はじめに
選択したテキストを翻訳するためにブラウザの翻訳拡張機能を入れている方も多いと思います。最近では、ブラウザに翻訳機能が組み込まれていることもあります。
しかし、当然ながらブラウザ上以外のテキストを翻訳したいときには、手間がかかります。
そこで、SnipDoとpot+Ollamaを使ってどこでも手軽にローカルで翻訳をする方法をまとめます。
対象環境
- Windows
- GPU推奨(VRAM3GB以上, RTX20シリーズ以降推奨)
- Google翻訳を使う場合はGPUがなくてもOK、
ローカル翻訳ではなくなるけど - CPU推論でも動作はしますが、速度面から非推奨
手順
本記事の内容によって生じたいかなる損害についても一切の責任を負いません。自己責任で進めてください。
1.各種インストール
公式HPからDLとインストールをします
SnipDo
pot
Ollama (Google翻訳のみの場合は不要)
SnipDoとOllamaはそれぞれ、ページに従いながらインストールしてください。
potのGitHubリリースのページからShow all assetsをクリックして、pot_3.0.7_x64-setup.exeとpot.pbarをダウンロードしてください。
前者はpotのインストーラーで、後者はSnipDoからpotを呼び出すためのSnipDoの拡張機能です。pot.pbarはSnipDoインストール後にダブルクリックでインストールできます。
potのリポジトリは2026年9月にアーカイブされており、今後のアップデートはありません。
翻訳には、Hy-MT2:1.8B(Q8_0量子化)を使います。
Hy-MT2はテンセントが開発した翻訳特化モデルです。中国発のモデルですが、体感では他の言語も十分な性能があるのでこれを使います。Hy-MT2はOllama公式モデルではないので第三者がOllama用にパッケージ化したものをありがたく使わせていただきます。
Ollamaインストール後に次のコマンドを実行してください。
ollama pull kaelri/hy-mt2:1.8b-q8_0
2.設定
インストールしたSnipDo, pot, Ollamaを起動します。
SnipDo
タスクバー右端の通知領域(タスクトレイ)にあるSnipDoのアイコンを右クリック→Settingsをクリックします。
Pot Translationを有効にします。
pot
同様に設定を開き、サービスタブでOllamaを有効にします。
potは初期状態でGoogle翻訳など複数のサービスが有効になっています。Ollamaの結果だけを表示したい場合は、ここで他のサービスを無効にしてください。
Ollamaの設定の編集を開き、下記の画像のように設定します。(Model欄が見切れてますがkaelri/hy-mt2:1.8b-q8_0を入力してください)

また、下にあるPrompt Listのsystem欄は空にしてください。Add Promptを押して、user欄に以下を貼り付けます。
Translate the following text into $to. Note that you should only output the translated result without any additional explanation:
$text
保存ボタンを押すことを忘れずに。
3.使い方
テキストを選択するとSnipDoのUIが表示されるので、そこでpotをクリックすると翻訳が表示されます。環境にもよりますが、体感ではGoogle翻訳と同等以上のものがそれなりの速度で出力されます。
モデルがロードされている間はVRAMを2.5GBくらい使用します。Ollamaは最後の翻訳から5分ほどでモデルを自動的に解放しますが、すぐにゲームなど、GPUを使うときは、Ollamaを終了することをおすすめします。
お疲れ様でした。