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GitLab Mattermostの導入 - SSO設定、"webhook is blocked"対応

Last updated at Posted at 2019-09-12

はじめに

どうも!生産技術部のエンジニアです。私の所属する部署は仕事中にチャット?言語道断。という風潮が残されています。古き良き文化を捨て、新しい事に挑戦する事が「働き方改革」に繋がると信じています。ということで、今回は、GitLab Mattermostの導入を実施したいと思います。ここでは、GitLab Mattermostの有効化から、シングルサインオン(SSO)の設定、"webhook is blocked"エラーの対応方法を紹介します。

GitLabサーバを一から構築される方は、以下からご覧ください。
「proxy環境下でDocker Composeを用いてCentOS7上にGitLab Dockerを作成」

環境

  • CentOS : 7.6.1810
  • Docker-CE : 19.03.1
  • Docker Compose : 1.25.0
  • GitLab-CE Docker : 12.2.0-ce.0

前提条件

Docker、GitLabの導入が実施済みであること。

「proxy環境下でDocker Composeを用いてCentOS7上にGitLab Dockerを作成」
を参考に導入してください。

GitLab Mattermostの有効化

GitLab MattermostはGitLabの同封されていますが、標準で無効化されています。下記の設定を追加後、gitlab-ctl reconfigureを実施する事で有効になります。

gitlab.rb
mattermost_external_url 'http://gitlab.example.com:8001'

GitLabのDockerコンテナを利用している場合は、以下のコマンドを使用します。再設定が完了した後、http://gitlab.example.com:8001にアクセスし、GitLab Mattermostに接続できる事を確認して完了です。

$ docker exec -it gitlab_web_1 gitlab-ctl reconfigure

シングルサインオン(SSO)の設定

GitLabのアカウントを利用して、GitLab Mattermostにログインする場合は、SSOの設定が必要になります。まずは、GitLabのAdmin Area->Applicationから新規のアプリケーションを追加します。既にGitLab Mattermostがある場合は、追加不要です。下記の項目を設定して下さい。

  • Name
  • GitLab Mattermost(任意の名前)
  • Redilect URI
  • http://<登録したMattermostのURL>/login/gitlab/complete
  • http://<登録したMattermostのURL>/setup/gitlab/complete
  • Scope
  • api

sso_mattermost.png

登録したアプリケーションを選択し、Application IDSecretの値を確認します。

appid_mattermost.png

設定内容は、GitLabの公式ドキュメントに従います。gitlab_idgitlab_secretには、先ほど確認したApplication IDSecretの値を登録します。設定後は、gitlab reconfigureを実施し完了です。

gitlab.rb
mattermost['gitlab_enable'] = true
mattermost['gitlab_id'] = "12345656"
mattermost['gitlab_secret'] = "123456789"
mattermost['gitlab_scope'] = "api"
mattermost['gitlab_auth_endpoint'] = "http://<登録したGitLabのURL>/oauth/authorize"
mattermost['gitlab_token_endpoint'] = "http://<登録したGitLabのURL>/oauth/token"
mattermost['gitlab_user_api_endpoint'] = "http://<登録したGitLabのURL>/api/v4/user"

”webhook is blocked”の対応方法

Gitlabからpush通知等をGitLab Mattermostに送りたい場合は、webhookの設定が必要になります。設定内容は省略しますが、「GitLabとMattermostの連携」を参考に設定させて頂きました。ここでは、以下のエラーが出た場合の対応方法を紹介します。エラー内容は、ローカル宛の外向きのwebhookは禁止と言う事のようです。

webhook_block.png

GitLabのバージョンにより設定項目の所在が変わるようですが、現在のバージョン(12.2.0-ce.0)では、Admin Area->Settings->Networkの下記項目にチェックを入れる事で、ローカル宛のwebhookが可能になるようです。

  • Allow requests to the local network from web hook and services

webhook_setting.png

最後に

GitLab Mattermostの導入が完了しました。恒久的に利用するかどうかは、周りの反応次第です。受け入れてもらえるかわかりませんが、楽しみです。

会社で堂々とチャットがしたいwww(本音)

ご参考

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