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AI搭載の次世代ターミナル「Warp」がついに日本語対応された!

Last updated at Posted at 2025-08-31

「Warp」とは?

みなさんはターミナルは何を使っていますか?
iTeam2 を使っている方もいれば、Mac標準のターミナルを使っている方もいると思います。最近では気鋭のターミナル「Ghosty」なんかも少し話題になりました。

さて、今回紹介するのはAI搭載の次世代ターミナル「Warp」の紹介です。
"AI搭載"のターミナルということで話題になりましたが、Warpは単純にターミナルとしての基礎機能が優秀で「そうそう、こういうのが欲しかった!」と思わず嬉しくなってしまうものです。私は今では完全に Warp に切り替え、日常使いしています。

スクリーンショット 2025-08-31 22.56.55.png

そんな Warp ですが、日本語入力がしづらいという欠点がありました。AI搭載のターミナルで自然言語を打ちづらいのはちょっと辛いです。
先日 Warp の Issue に「日本語に対応してくれ!」と熱いコメントをしたところ、なんとすぐに対応してくれました!(私だけの意見ではありませんが)

スクリーンショット 2025-08-31 9.06.04.png

ということで、日本のユーザにもオススメしやすくなった Warp の魅力を紹介していきます。

インストール

早速インストールしてみましょう。Mac であれば以下のコマンド一発です。
その他のインストール方法は Warp 公式サイトをご覧ください。

brew install --cask warp

続いて Warp の主な特徴を紹介していきます。

1. ブロックという概念

Warp の特徴の1つは、コマンドの入力と出力が「ブロック」と呼ばれる概念でまとめられることです。

スクリーンショット 2025-08-31 9.01.44.png

従来のターミナルはコマンドの入出力が重なりあったただのテキストの羅列という感じで非常に見づらさがありました。Warp では1つのコマンド入出力が上の画像のようにブロックという1つのまとまりになります。

これによりコマンド間の切れ目がわかりやすくなります。さらには実行結果をまるごとコピーしたり、ブロック内で検索したり、ブックマークしたりできます。ターミナルに吐き出されたログを目で grep しなくていいのは非常に嬉しいです。

またブロックをシェアもできます。これはまだ使ったことはありませんが、チームでコマンド実行結果を共有したいときに楽かもしれません。

2. とにかくコマンド入力が快適

Warp でのコマンド入力はとにかく快適です。

強力な入力補完

過去のコマンド履歴などから次のコマンドを予測し入力補完してくれます。例えば以下のように docker compose up -d した後に do... と打ち始めると docker compose ps とサジェストしてくれます。Tab キーを押すと入力補完のリストも表示してくれます。
これが便利すぎてあんまり自分でコマンドを打たなくなり、コマンドを覚えられなくなりました笑

スクリーンショット 2025-08-31 9.21.51.png

コマンド履歴が見やすい

まずはコマンド履歴が視覚的に見やすいです。以下のように履歴が一覧されます。
さらに、do... と途中までコマンドを打つと、do... から始まるコマンド履歴を一覧してくれるのも地味に嬉しいです。

スクリーンショット 2025-08-31 9.17.46.png

マウスカーソルが効く

そして、コマンド入力エリアでマウスカーソルが効くことが嬉しいです。
長いコマンドを打っているとき、コマンドの真ん中あたりにタイポを発見するとカーソル移動が面倒です。Warp ではマウスクリックでカーソル移動可能です!マウスで選択して文字を消したり、コマンドを全選択してコピーしたり、普通のテキストエリアみたいな感覚でマウスを使ってコマンドの入力ができます。これが非常に快適です。

スクリーンショット 2025-08-31 9.25.43.png

コマンドのシンタックスハイライト

Warp はデフォルトのコマンドのシンタックスハイライトが優秀です。
他のターミナルだとプラグインを入れたり設定をガチャガチャいじる必要がありましたが、Warp はデフォルトでいい感じです。

スクリーンショット 2025-08-31 10.05.12.png

このように、Warp はコマンド入力がとにかく快適になるよう設計されています。
Warp を使った後だと「なぜ他のターミナルはこの機能を入れないんだ?」と疑問に思うほど、利にかなったターミナルでした。

3. AI搭載

Warp には強力なAI機能が搭載されています。
例えば、知らないコマンドやオプションについて AI に聞いたり、コマンドの入出力結果についてその場で AI に質問できます。そしてなんならその場で修正してくれたりもします。

例えば、間違った docker-compose.yml を起動しようとしてエラーが出たとします。その場で AI に質問してみます。ブロックの右上に表示されているキラキラマーク(?)を押して、それに対して自然言語で質問します。

スクリーンショット 2025-08-31 10.13.05.png

するとエラーの内容を分析してくれて、なおかつファイルの修正も提案してくれました。「Apply changes」を押すと修正を反映してくれました。

最近だとターミナルで発生したエラーをコピペして生成AIにペーストして質問・・・みたいなことをやる人が多いと思うのですが、それがターミナル上で完結するので生産性が爆上がりします。

4. デフォルトの設定でもう完成している

他のターミナルだと設定をいろいろいじったりプラグイン入れたりしないと良い感じにならないことが多いですが、Warp は何もいじらなくても完璧です。
私もほとんど設定変えていないです。

その他

あと個人的に地味に嬉しかった機能は以下です。

  • 実行時間が長いコマンドの終了を通知してくれる機能
  • ワークフロー機能。よく使うコマンドを登録しておいて簡単に呼び出せる機能。

まとめ

Warp は、従来のターミナルにはない快適さが満載で、開発者の作業効率を大きく向上させてくれるツールです。

Warp は最近 Windows 対応もしたので、Mac ユーザ以外でも利用可能です。まだ使ったことがない方は、ぜひ一度試してみてください!

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