vim,emacsそしてevilへ
evilとは
emacsのpluginの一つでemacs上でvimの操作が可能になるものです。
少し説明すると、emacsにステート(vimのモードのようなもの)が追加され、emacsステート、vimステートの2つに分かれます。
emacsステートは、emacsのキーバインド操作が可能です。
vimステートは、vimのキーバインド操作と、vimのモード(ノーマル、インサート、ヴィジュアル)も存在します。
どうでしょうか?少し 興味が出てきた方はインストールしてみてはいかがでしょうか?
インストール方法
evilはemacsのversionが24以上出ないと動作しません。
macの標準で入っているemacsはversionが24未満なのでupdateしましょう。
(versionの確認方法 $ emacs --version
)
emacsのversionが24未満の方
$ brew upgrade emacs
$ emacs --version
でGNU Emacs 25.3.1
と表示されれば大丈夫です。
emacsが入っていない方
$ brew install emacs
(オプションに--with-cocoa
をつけるとGUI版も一緒にinstallされるらしいが、CUI派のため、つけない)
init.elに以下を追加
(when load-file-name
(setq user-emacs-directory (file-name-directory load-file-name)))
(require 'package)
(add-to-list 'package-archives
'("marmalade" . "http://marmalade-repo.org/packages/"))
(package-initialize)
(defun package-install-with-refresh (package)
(unless (assq package package-alist)
(package-refresh-contents))
(unless (package-installed-p package)
(package-install package)))
(package-install-with-refresh 'evil)
(require 'evil)
(evil-mode 1)
この設定は、忘れてしまいましたが、どこかのサイトを参考にしました。
emacsを再起動すれば、設定が反映されます。
操作方法
evilを導入すると、emacsステート、vimステートが存在し、前述でも説明した通り対応した操作が
可能になります。
ステートに切り替え方法ですが、C-z
で切り替え可能です。
現在のステートの確認方法は、モードラインの行数の隣に表示されています。
emacsステート
emacs操作が可能なステートです。
モードラインに<E>
と表示されます。
vimステート
vim操作が可能なステートです。
モードラインに<N>
と表示されているときはノーマルモード、<I>
のときはインサートモード、<V>
のときはヴィジュアルモードに相当します。
<N>
(ノーマルモード)から<I>
(インサートモード)への切り替えはvimと同様です。
emacsでvim操作ができるなんと面白いですよね。
すでにemacsの方は導入の検討を、vimmerな方はぜひ一度試されてはいかかでしょうか?
終わりに
vimを使っている方はvimmer,emacsを使っている人はemacserと呼ぶのでしょうか?emacserは少し、言いにくい気がしますね。