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Sencha Touchでイベントを設定する方法

Last updated at Posted at 2012-12-16

Sencha Advent Calendar 2012の9日目担当の神代です。

sencha touchを使い始めのころコンポーネントに対して、、

  • 初期化時
  • タップされた時
  • スワイプされた時

等々、イベントを設定する方法がいくつもあって若干戸惑った経験があったので、メモとして残しておきます

調べたところ、イベントを設定する方法は下記4つがよく使う方法です

  • コントローラーのcontrolプロパティ
  • コンポーネントのListenersプロパティ
  • ボタンのhandlerプロパティ
  • onメソッド

それぞれについて詳しく見ていきます

コントローラー内のcontrolプロパティ

APIドキュメント

ComponentQuery指定

ComponentQueryで指定した要素に対してイベント名とメソッドを設定することができます

control: {
    'main-panel #logout-btn': {
        tap: 'doLogout'
    }
}

main-panel #logout-btnの部分がCompoinentQueryと言われる部分でComponentQueryのAPIドキュメントに指定方法が書いてあります。ここの指定でイベント付与するコンポーネントを特定しています。

  • xtypeの指定:xtypeそのままか.(ドット)をつけて指定
  • itemIdの指定:#(シャープ)をつけて指定

上記登録ではxtype、main-panel内のitemIdがlogout-btnに対して、tapイベント発火時にdoLogoutが実行されるように登録しています

refsプロパティとの併用

コントローラーには、コンポーネントの参照を予め設定して、取得しやすいようにするrefsプロパティがあります

例えば、あるコンポーネント(xtypeがmain-panel)にあるボタン(itemIdがlogout-btn)の参照を設定したい場合、

refs: {
    logoutBtn: 'main-panel #logout-btn'
}

と指定しておくと、コントローラー内で下記のようなgetterで取得できるようになります(この場合のthisはコントローラー)

var logoutBtn = this.getLogoutBtn();

前置きが長くなりましたが、上記のようにrefsに指定しておいたlogoutBtnに対してcontrolプロパティでイベント登録することもできます

ComponentQueryで指定したtapイベントをrefsの参照との併用に書き換えると以下のようになります

refs: {
    logoutBtn: 'main-panel #logout-btn'
},
control: {
    'logoutBtn': {
        tap: 'doLogout'
    }
}

上記のようにすることで、logoutBtnのComponentQueryの記述は1回で済み、コードのメンテナンス性が上がります

コンポーネントのListenersプロパティ

APIドキュメント

コンポーネントのListenersプロパティを利用するとコントローラーを使わなくても、コンポーネント内でイベントの登録ができます

MainPanel.js
Ext.define('Sample.view.MainPanel',{
    extend: 'Ext.Panel'
    config: {
        
        
        
        listeners: {
            tap: 'doLogout'
        }
    },
    doLogout: function(){
        // logout処理
    }
}

上記の場合、listenersプロパティを利用してtapイベント発火時にdoLogoutが呼ばれるように登録されています

ボタンのhandlerプロパティ

APIドキュメント

ボタンコンポーネントの場合、特別にtap時の処理を登録するプロパティが用意されています。それがhandlerプロパティです

MainPanel.js
Ext.define('Sample.view.MainPanel',{
    extend: 'Ext.Panel'
    config: {
        
        
        
        items: [
            {
                xtype: 'button',
                handler: function(){
                    var me = this,
                        parent = me.getParent();

                    parent.doLogout();
                }
            }
        ]
    },
    doLogout: function(){
        // logout処理
    }
}

上記のようにbuttonのhandlerプロパティに処理を記載しておくとボタンのtapイベント発火時に処理が実行されるようになります

onメソッド

APIドキュメント

コンポーネントにはイベントを登録するonメソッドが用意されています。こちらを利用するとで動的なイベントの登録ができるようになります

例えば、xtype、main-panel内のitemIdがlogout-btnに対して、tapイベント発火時にdoLogoutが実行されるように登録する場合は、

var me = this,
    button = me.down('#logout-btn');

button.on('tap', me.doLogout);

(この場合のthisはmain-panelとする)

登録

onメソッドには発火タイミングによって3種類のメソッドが用意されています

  • on:指定したイベントが発火時に実行される
  • onBefore:onが実行される前に実行される
  • onAfter:onが実行された後に実行される

削除

イベントの削除はunメソッドが用意されています
また、登録と同様に発火タイミング別に、un、unBefore、unAfterが各種用意されています

[補足]イベントの調べ方

どのコンポーネントにどのようなイベントが存在するか調べる場合は、
APIドキュメントで該当コンポーネントのページを表示し上部メニューのEvents部分をみるとわかります

スクリーンショット

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