iOSアプリの開発者は、最新のiOSやXcodeのアップデート状況、アプリの提出要件の変更等に関する情報を日々キャッチアップして対応する必要があります。そこで今回は、私がiOSの最新情報をどの様にキャッチアップしているかについて書きます。
最新技術のキャッチアップというよりは、iOSアプリ開発をする上で必要になる基本的な情報を、どの様に収集しているかについてご紹介します。
iOSアプリ開発を日々行っている方にとっては既知の内容も多いと思いますが、学習を始めたばかりでキャッチアップの方法が分からない方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
よく見ているもの
最新ニュース - Apple Developer
最新OSのリリースや新機能に関する告知、App Storeへの提出要件の変更、ガイドラインや税金に関する変更等、iOSアプリ開発をする上で知っておかなければならない重要な情報は「最新ニュース」で告知されることが多いです。毎日更新されるものではないですが、定期的にチェックしておく必要があります。
「最新ニュース」はApple Developerのアプリからもチェックすることが出来ます。こちらのアプリを使うと記事をブックマーク出来て便利です。
Newsroom
「Newsroom」にはAppleの新製品やイベント等のプレスリリースの内容が掲載されています。Apple社の最新ニュースが掲載されているのですが、iOSに関連する最新情報が含まれていることもあるので、こちらも定期的に見る様にしています。
Xcode Releases
iOSアプリ開発に欠かせないXcodeの最新バージョンのリリース状況を確認したい場合は、「Xcode Releases」をチェックしています。各バージョンのXcodeのリリース日や対応しているmacOSの要件が一覧で記載されており、それぞれのバージョンのリリースノートの確認からダウンロードまでここから行うことが出来ます。
XcodeやiOSの最新バージョンのリリースに関する情報は、以下のApple公式のページでも告知される為、見やすい方をチェックしておくのが良いと思います。
Swift.org
Swiftに関する最新情報はこちらをチェックしておくと良いです。新しいバージョンのSwiftがリリースされるとこちらで告知され、変更点についても見ることが出来ます。
iOS Osushi🍣
iOSに関する最新の情報を定期的に発信しているXのアカウントです。ライブラリのアップデート状況等のiOS開発者が知っておきたいタイムリーな情報が丁寧にまとめられています。
QiitaやZennのトレンド
QiitaやZennのトレンドも定期的にチェックして気になる記事がないか見る様にしています。後述するRSSリーダーを使用するとまとめてチェック出来ます。
SwiftLee / SwiftUI Weekly
毎週話題になったSwiftやSwiftUIに関する記事がピックアップされています。メールアドレスを登録しておくと毎週メールが届くので、気になった記事や動画に目を通す様にしています。これらは一例ですが、他にもこういったサイトは色々あるので自分に合ったものを探してみると良いと思います。
最新情報を見落とさない為に
私が定期的にチェックしているページをいくつかご紹介しましたが、これらを全て定期的にチェックするのは大変です。そこで私はRSSリーダーを使って情報をキャッチアップする様にしています。
この方法だと、それぞれの情報が更新されたタイミングでRSSリーダーに表示されている日付が変わるので、最新の情報を見落としにくいです。また、それぞれの記事に既読やお気に入りを付ける機能があるので情報の整理もしやすいです。
私はこちらのアプリを使っていますが、自分にとって使いやすい方法でキャッチアップするのが良いと思います。Slackでチャンネルを作ってそこに通知が来る様にしても良いかもしれません。
この様な方法で、1日1回程度気になる内容がないかチェックしておけば、重要な情報を見落とすことはかなり少なくなるはずです。
その他のおすすめのキャッチアップ方法
上記に加えておすすめなのが、XのアカウントでiOSアプリ開発をしている方と繋がって情報をキャッチアップする方法です。多くのiOSアプリ開発者の方と繋がっていると、iOSアプリ開発に関する重要な情報もXのタイムラインに流れてくることがほとんどです。
開発する上でのコツや最新の情報は、実際にiOSアプリ開発をしている方が一番よく知っているはずです。そういった意味で、色々な方と気軽に繋がれるXを活用して情報をキャッチアップするのは良い方法だと思います。
さいごに
今回は私のiOSアプリ開発のキャッチアップ方法をご紹介しました。これらの方法がiOS開発のキャッチアップに迷う方にとって少しでも参考になればうれしいです。また、他にもおすすめのキャッチアップ方法があればぜひコメントで教えてください。