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ChatGPTで長文を書いたら「読み上げレビュー」が便利だった話

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ChatGPTを使って実際に文章を作りながら、人間とAIでどうすればより良いコンテンツを作れるのかを試しています。

現在は、ChatGPTと一緒に長文記事を一本制作・公開し、その制作過程で起きた現象や失敗、気づきを個別のケースとして記録しています。

この記事も、その実験中に実際に起きた一例です。

長文は「目で読む」だけだと気づかないことがあった

ChatGPTと長文を作るとき、私は生成された文章を画面で確認します。
内容がおかしくないか、同じ話を繰り返していないか、自分が言っていないことが追加されていないかを見るためです。

ただ、記事が長くなってくると、目で読んでいるだけでは見落とすものがありました。
そこで使うようになったのが、ChatGPTの読み上げ機能です。

文章を書いてもらう。
画面で読む。
修正する。
そして、ある程度まとまったところで読み上げてもらう。

すると、画面では普通に通過していた文章に、「あれ、これさっきも聞いたな」 と気づくことがありました。

同じ内容でも「見る」と「聞く」で気づく場所が違った

特に分かりやすかったのが、内容の重複です。

長文を書いていると、まったく同じ文章を二回書いているわけではないのに、少し離れた場所で同じ説明をしていることがあります。
画面で読むと、それぞれの段落がそれなりに成立しているので、そのまま読めてしまいます。

ところが読み上げで連続して聞いていると、

あれ、この話さっきもしてなかった?

となる。

文章そのものの重複ではなく、意味の重複 に気づきやすくなることがありました。

読み上げは「校正」よりレビューに近かった

最初は、誤字脱字や変な文章を見つける用途を想像していました。
もちろん、読み上げで不自然なところに気づくこともあります。

でも実際に便利だったのは、もっと大きな単位でした。

  • 同じ説明が何度も出てくる
  • 話題の切り替わりが急すぎる
  • ここだけ妙に長い
  • 前の段落と同じことを言っている
  • 文章としては成立しているけれど、聞くとくどい

こういうものです。

なので私の場合、読み上げは「誤字を探す校正ツール」というより、完成に近づいた文章を別の方法でレビューする工程になりました。

自分で作った文章なのに、音にすると少し他人の文章になる

これも面白いところでした。

画面上の文章は、自分がChatGPTと何度もやり取りして作ったものです。
どこを直したかも、何を残したかったかも、ある程度覚えています。

そのため目で読むと、「こういう意味で書いた」 という自分の記憶まで一緒に読んでしまうことがあります。

でも読み上げると、文章が音として順番に流れてきます。
すると少し距離ができます。

自分では分かっているつもりだったところでも、
「これ、初めて聞く人には急じゃない?」
「ここ説明が足りないかも」
と感じることがあります。

文章そのものが変わったわけではありません。
受け取り方を変えただけです。

それだけで見つかる違和感がありました。

長文になるほど「最初から全部読み直す」が重くなる

今回作った記事はかなり長くなりました。

長くなればなるほど、

修正したので、また最初から全部読み直します

は面倒になります。
しかも目で読む場合、途中で別のことをしたくなります。

読み上げなら、文章を聞きながら、
「ここ重複してる」
「今の言い方おかしい」
「この話、前にもあった」
と気づいた場所を拾えます。

私の場合、文章制作そのものだけでなく、レビューを続けるための負担を下げる方法としても便利でした。

読み上げ自体が完璧なわけではない

一方で、読み上げられた音声をそのまま「文章の正しい読み方」だとは考えていません。

漢字の読み方がおかしかったり、不自然な間が入ったりすることがあります。
長く聞いていると、妙な発音に遭遇することもありました。

なので、変に聞こえた=文章が間違っているとは限りません。

文章側がおかしいのか。
読み上げ側の問題なのか。
単に聞き間違えたのか。

そこは分けて考える必要があります。
読み上げは判定装置ではなく、違和感を見つけるための別ルートとして使っています。

文章を別の形式に変換すると、バグが見つかる

プログラムでも、同じものを違う条件で動かしたときに問題が見つかることがあります。
文章でも少し似ていました。

文章を作る
↓
画面で読む
↓
修正する
↓
音声で聞く
↓
別の違和感を見つける
↓
もう一度文章を確認する

目で読んだ結果と、耳で聞いた結果のどちらかが絶対に正しいという話ではありません。

ただ、同じ文章を一つの方法だけで確認しないことで、見つけられるものが増えました。
これは長文ほど効果を感じました。

AIに書かせた文章だからこそ、人間側のレビュー方法を増やす

ChatGPTはかなり自然な文章を生成します。

自然なので、そのまま読めてしまいます。
その「普通に読める」が、逆に違和感を隠すこともありました。

文法的にはおかしくない。
話も一応つながっている。
でも、全体で聞くと同じ話が何度も出てくる。

そういう文章は、単純な誤字チェックでは見つけにくいです。

そこで私は、AIに文章を書いてもらう工程を効率化するだけではなく、人間が確認する方法も増やした方がいいと考えるようになりました。

AIに書いてもらったからレビューを減らすのではなく、AIが大量に文章を書けるからこそ、レビュー側にも別の方法を用意する。
その一つが、私の場合は読み上げでした。

まとめ

ChatGPTと長文を作る中で、私は画面で読むだけでなく、読み上げ機能でも文章を確認するようになりました。

特に役立ったのは、

  • 意味の重複
  • くどさ
  • 話題の切り替わり
  • 説明不足
  • 目では流してしまった違和感

を見つけるときです。

読み上げそのものが正しい判定をしてくれるわけではありません。
変な読み方をすることもあります。

それでも、文章を「見る」状態から「聞く」状態へ変えるだけで、別のレビューができる。

長文ではこれがかなり便利でした。

文章を書いてもらうところだけAIを使うのではなく、作った文章をどう検査するかにもAIを使う。
私の中では、読み上げも文章制作工程の一部になっています。


文系Qiita部

この記事で扱った現象は、ChatGPTと長文を作っている途中で起きたことの一つです。

実際には、一つの記事を長期間一緒に作っていると、
文章が綺麗に整理されすぎたり、
途中の細かい情報が消えたり、
誰が最初に言った言葉なのか分からなくなったりと、
他にもいろいろな「なんか変だ」が起きました。

それらを一つずつ切り出して観察した記録を、
「文系Qiita部」にまとめています。

文系Qiita部の記事一覧

この実験の元になった長文記事

今回のケースは、私がChatGPTと一緒に長文記事を制作している途中で実際に起きたことを、個別に抜き出して整理したものです。

制作過程全体は、noteの

「何も役に立たないAIに書かせた記事が5000円で売れた」

という記事に残しています。

かなり「AIで稼ぐ」系に見えるタイトルですが、これは意図的です。刺激的なタイトルから入った読者が、そのまま読み進めるとどのような内容にたどり着くのか、という実験も兼ねています。

実際の本文は「AIを使えば簡単に稼げる方法」の紹介ではありません。

ChatGPTと記事を作りながら、文章が綺麗に整理されすぎる問題、AIとの長いやり取りで発言者や時系列が曖昧になる問題、途中の思考をどう残すか、人間とAIでどこまで役割分担するか、といったことを試行錯誤した制作記録です。

つまり、タイトルの時点では中身をかなり偽装していますが、Qiitaから来る方には先にネタバレしておきます。

今回の記事を書く際には、この長文記事を制作ログ・メモとして参照しています。

「何も役に立たないAIに書かせた記事が5000円で売れた」|note

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