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ITエンジニアの活動は、オンラインから“顔の見える共創”へ

Last updated at Posted at 2025-11-01

この記事の趣旨

本記事は、LINEオープンチャット「フリーランスエンジニア」(参加URL)に集うエンジニアたちの実際の発言やライブトークをもとに構成しています。
当コミュニティ「Freelance-Engineer.net」は、900人を超えるフリーランス・エンジニアが、技術・働き方・生き方について自由に語り合う場です。
記事内の意見は、個々のメンバーの実体験から自然発生的に生まれた“生の知見”を整理したものです。

テーマに沿った各メンバーの発言から、にじみ出る思惑を引用し、まとめ記事としています。

フリーランスエンジニアがオフラインに戻り始めている理由

1. オンライン完結の働き方がもたらした“閉じた快適さ”

オンラインによるリモートワークは、効率的で自由度が高い一方、孤立を招きやすい側面を持つ。
これは多くのフリーランスエンジニアが共通して感じている課題でもある。

「ぼやぼやしてると、人生終わるから、引きこもりエンジニア編を早く終わらせるために勝負かけたい思いがある。。」
(2024/07/01)

「引きこもりエンジニア編が快適すぎて一生やりたい…」
(2024/07/01)

「わからん。。何がやりたいんかね。金への執着から、解放されたいみたいなのは、あるんですよね。」
(2024/07/01)

これらの発言から見えるのは、リモートの快適さと、社会的・精神的な閉塞感が同居している現実である。
オンライン完結は生産性を最大化するが、人間的な刺激や学びを減らす。
そのバランスをどう取るかが、次の時代のフリーランスに問われている。


2. オフラインでの関わりが再評価されている理由

2025年以降、オンラインからオフラインへの移行が徐々に見られるようになった。
その背景には、「会うことでしか得られない情報や信頼」がある。

「オフライン交流会から、Slackでも繋がりができた。ポートフォリオ作成を通じて仕事につなげる動きをしている。」
(2025/10/13 LiveTalk)

「会って話すと、“誰となら一緒にやれるか”が分かる。オンライン越しでは難しい感覚。」
(2025/10/13 LiveTalk)

「都内のホテル価格が高騰していて、週末のアパホテルでさえ2万円を超えることがある。月額で拠点を持って、寝床かつ集まれる場所を持つ方が合理的。」
(2025/10/13 LiveTalk)

オフラインでは、**非言語的な情報(表情、声のトーン、姿勢など)**が信頼形成に大きく影響する。
発言者の多くは、効率よりも「人との接点」を重視する傾向を示している。
結果として、リアルなつながりが仕事や学びの機会へと転化している。

※リモートを否定しているということはなく、あくまで信頼形成など人付き合いの初期段階を指している


3. 技術者の会話が“共創”に変わる瞬間

エンジニア同士がオフラインで話すとき、そこにはツールやコードを超えた共通理解が生まれる。
単なる情報交換ではなく、価値観の共有や発想の擦り合わせが行われる。

「エンジニアの価値は“コードを作る”から“洞察する”へ移っていく。求められるのは、正しく言語化できる力。」
(2025/10/13 LiveTalk)

「MacBook Airでは限界。Mac Studioを持ち運ぶのが現実的か考えてる。」
(2025/10/13 LiveTalk)

「ブラウザ中心ならChromebookも悪くない。」
(2025/10/13 LiveTalk)

これらの議論は、単に技術的な好みを語っているが、**「現場でどう考え、どう選ぶか」という意思決定の哲学を反映している。
会話は、ツール比較を基点に、
“どんな価値観で技術を選び、どのように移動活動をするか”**という議論に発展している。


4. オンラインとオフラインを往復する新しいワークスタイル

オンラインとオフラインのどちらかに偏るのではなく、両者を往復する形で働くエンジニアが増えている。
オンラインで知識を得て、オフラインで信頼を築き、再びオンラインで成果を共有する。
この循環が、新しいスタンダードになりつつある。

「オンラインで出会い、オフラインで信頼を積み上げる。それが自然に広がっている感じがする。」
(2025/10/13 LiveTalk)

「オフィス構えて、従業員増やして、みんなでやれたら楽しそう。」
(2024/07/01)

オンラインは“効率”を、オフラインは“関係”を強化する。
双方を意図的に行き来することが、個人としての安定や成長につながっている。
これは、従来の「会社という単位」で行われていた社会性を、個人が自ら再定義し、能動的に活動をしているとも言える。


まとめ:共創は偶然ではなく、必然の流れ

2024年から2025年にかけての発言を振り返ると、フリーランスエンジニアたちは
「孤立から共創へ」という流れを自然に受け入れているように見える。

オンラインが生んだ効率を活かしつつ、オフラインがもたらす信頼と偶発性を取り戻す。
そのバランスの中に、新しい働き方の形が見え始めている。

それは、組織でもルールでもなく、生身のエンジニア同士の声から生まれた文化だ。


出典・引用元
・LINEオープンチャット「フリーランスエンジニア」発言ログ(2024/07/01–2025/10/13)
・2025/10/13 LiveTalk 議事録(Geminiメモより)
・freelance-engineer.net コミュニティ記録より

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