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【UiPath × invoiceAgent】WebAPIで文書管理!サンプルシーケンスを作成してみた

Last updated at Posted at 2023-12-21

はじめに

今回はRPAツールのUiPathと、電子帳票プラットフォーム invoiceAgent との連携についてご紹介したいと思います。

UiPathから特定のPDFなどのファイルをWebAPI経由で「invoiceAgent 文書管理」にダウンロード/アップロードするためのサンプルシーケンスファイルを作成しました。

invoiceAgentについて

【詳細】invoiceAgentは、文書管理機能をベースとした文書の保管・OCRによるデータ化・帳票配信などを行うための電子帳票プラットフォームです。

invoiceAgentは、企業間取引の帳票の送信と受信を電子化し、保管/データ化まで一元管理できるソリューションです。各企業の帳票のフォーマットをそのままに企業間取引における業務負担を減らし、よりスムーズに、快適な取引をサポートします。

詳細は公式ホームページをご参照いただければと思いますが、

電子帳簿保存法に対応した文書管理
5つのAIOCRによる帳票データ化
請求書の送受信による企業間取引
契約の電子化

これらを可能にする製品群となります。(以下製品ラインナップ)
製品ラインナップ.png

invoiceAgentは有償のソフトウェア・クラウドサービスです。
本記事の内容をお試し希望される場合は、トライアルにお申込みください。

ご紹介の前に - invoiceAgent WebAPIの新情報

実は2年ほど前から UiPath MarketplaceにてinvoiceAgent連携サンプルを公開してきましたが、旧サンプルは認証APIコール時に複雑なCookieの処理を行なっており、若干扱いが難しいものになっていました。

最近のバージョンアップにより、invoiceAgent 文書管理のWebAPI実行時に下記のURLを指定すると、認証の処理が必要な場合でもCookieを使わずにAPIを呼び出すことが出来るようになりました。

※クラウド版のみご利用いただける機能です。

http://<hostname>:44230/auth/service/<各WebAPIのパス>

詳細はこちら:https://cs.wingarc.com/manual/ia/cloud/ja/3431698.html

こちらを指定すると下のように処理が進むため、比較的簡単に目的のAPIを呼び出すことができます。ログインとログアウトが自動で行われるため、認証の処理を意識する必要がなくなります。

ログインの処理 → 目的のWeb APIの処理 → ログアウトの処理

今回はこちらのWebAPIをUiPathから利用するサンプルシーケンスファイルを作成しましたので、ご紹介していきます!

利用環境

(1) UiPath Studio
(2) invoiceAgent 文書管理(クラウド版)

上記を利用できる環境が必要になります。
作成時は、以下バージョンを利用しています。

UiPath Studio invoiceAgent文書管理
Studio 2023.11.3 Community License 
※利用前にUiPath Studioの [パッケージ管理] から「UiPath.WebAPI.Activities」のインストールが必要です。
クラウド版
※今回のサンプルはinvoiceAgent 文書管理 クラウド版でのみ利用可能です。

それでは早速紹介していきます↓↓

ファイルダウンロード

・Sample_FileDownload.xaml
invoiceAgent 文書管理から特定のファイルをローカル環境(C:) にダウンロードします。

half_ダウンロード.png
half2_ダウンロード.png
 

・ファイルダウンロード(HTTP要求ウィザード)
以下のような設定をしています。

HTTPReq_ダウンロード.png

ユーザーが入力したinvoiceAgentのURL・文書ID(in_DocId)をエンドポイントの末尾に付与してダウンロードAPIの呼び出しを行います。

※文書IDとは:
invoiceAgentに文書をアップロードした際、ファイルに自動で付与される一意の番号です。

エンドポイント: in_iA_URL + "/auth/service/download_v4" + in_DocId

WebAPIリファレンス:https://cs.wingarc.com/manual/ia/cloud/ja/2979913.html

ファイルアーカイブ

・Sample_FileArchive.xaml
ローカル環境上の特定のファイルを invoiceAgent 文書管理にアーカイブします。

half_アーカイブ.png
half2_アーカイブ.png

 
・ファイルアーカイブ(HTTP要求ウィザード)
以下のような設定になります。

HTTPReq_アーカイブ.png

ユーザーが入力した情報(フォルダーID・アーカイブ後のファイル名など)をパラメーターとして利用し、ファイルアーカイブAPIの呼び出しを行います。

エンドポイント: in_iA_URL + "/auth/service/archives_v5"

WebAPIリファレンス:https://cs.wingarc.com/manual/ia/cloud/ja/2924035.html

最後に

今回のサンプルをご覧いただき、より簡単にUiPathとinvoiceAgentを連携させる手段の一つとして今後ご参考いただければ幸いです。
将来的に他のWebAPIを利用したサンプルを増やしていく予定です。暫くは本記事でご紹介したダウンロード・アーカイブサンプルのMarketplace公開をお待ちください!

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