暗号通貨の秘密鍵を管理するときに、どこに保管するかは迷うところ。紙に書く人もいれば、iPhoneのメモ帳に保存しておいたり、どこに保存していても盗まれてしまう可能性があります。
どこに保管していたら、見つかりにくいだろうと考え、その一つの選択肢として、コマンドラインツール「dirsha」を開発しました。
これはただのnpmパッケージがインストールされたnode_modulesディレクトリですが、ここにEthereumの秘密鍵が隠されています。この中のどれかのディレクトリに記録されてる訳ではありません。
インストール
npm install -g TakutoYoshikai/dirsha
先ほどのnode_modulesの中で以下のコマンドを実行する
dirsha
すると以下のような秘密鍵が出力される
7cd629f43b2c75f204cba8ef4a8ee1ec18ef173279b7feaf7382f1dc9c580be6
このdirshaは、カレントディレクトリにあるファイル名とディレクトリ名を全て繋げて、ハッシュ値を取ったものを出力します。暗号化されたデータもなく、生の秘密鍵データも保存せず、誰にも秘密鍵の存在を悟られることのない管理方法として使えます。