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第4回 Teams サードパーティアプリの可能性

Last updated at Posted at 2021-06-23

みなさま、こんにちは!
日本マイクロソフトのカスタマーサクセスマネージャーの中村です。
今回はTeams上でサードパーティアプリを使うことのメリットについてお話しします。

このタイトルを聞いて、
「TeamsはチャットやWeb会議のツールなのに、サードパーティアプリとの連携とはどういう意味なのだろう?」
と思われた方はいませんか?

この記事を読み終わった後、サードパーティアプリ連携のメリットについてご理解いただいていることでしょう

###サードパーティアプリをTeamで使うことのメリット
Teamsのコアは言うまでもなくコラボレーション&コミュニケーション機能に代表される「会話の場」を提供することです。「会話の場」にはチャットやWeb会議などの機能が含まれています。こういった使い方は新型コロナ禍でリモートワークの広がりとともに急速に普及し、皆様にとってはおなじみの使い方だと思います。
20210513 仕事の場会話の場2.jpg
新型コロナ禍でコミュニケーションの主流がメールからTeamsのチャットに移り変わり、ホワイトワーカーが多くの時間をTeamsの前で過ごすようになりました。それとともにTeamsには「会話の場」としてだけでなく「仕事の場」としての機能が求められるようになりました。

「仕事の場」とはTeams上から直接業務アプリを利用したり、通知をうけとったり、ボット経由で問い合わせができる環境です。
わざわざTeams画面から離れてブラウザーや専用アプリを起動する必要はありません。
Teamsの中からサードパーティアプリを使った業務が完結できてしまう、これがTeamsのサードパーティアプリの連携メリットとなります。

###Teamsとサードパーティアプリの連携
サードパーティアプリ連携のわかりやすい例としてYouTube連携をご説明します。
もし可能でしたらTeamsの画面左側の「アプリを検索」メニューからYouTubeを選択してインストールしてください(検索できない場合はシステム管理者にご相談ください)。

みなさんは、業務に必要な動画をYouTubeで検索し、それをチームメンバーと共有したい場合、どういう操作をしますか?
おそらく下のような順番で操作するのではないかと思います。
シンプルな操作ですが、実は9ステップもあります。

① ブラウザーを立ち上げる
② Youtube.comと入力
③ YouTube上で検索ワードを入力
④ 目的の動画どうかを確認する
⑤ ブラウザー上に表示された動画のURLをコピーする
⑥ Teamsを立ち上げる
⑦ 適切なチーム・チャネルへ移動
⑧ チャットメッセージに動画のURLをペースト
⑨ メッセージを投稿する

ところが、YouTubeと連携したTeamsでは同じ操作が次のステップに短縮できます。

① Teamsを立ち上げる
② 適切なチーム・チャネルへ移動
③ 「新しい投稿」からYouTubeメニューをクリックし、検索ワードを入力
④ 目的の動画かどうかを確認
⑤ メッセージを投稿する
image.png
このようにブラウザーを使って共有するのに比べて半数程度のステップで同じことができるようになります。
小さな差ですが、これが積み重なれば大きな業務改善につながります。

YouTubeを例にメリットをご紹介しましたが、Teams連携が可能なサードパーティアプリが既に600以上提供されています。みなさんが日常で使っている業務アプリがTeams連携しているかどうか確認してみてはいかがでしょうか?
image.png
###注目されているサードパーティアプリのご紹介

たくさんのアプリの中から最も注目を浴びている3つのアプリ連携をご紹介します。

ひとつめはAdobe SignとTeamsとの連携です。
電子サインの市場は新型コロナ禍により急速に広がってきています。その中でもっとも注目を浴びているソリューションのひとつがAdobe Signです。
Teamsと連携させると、サインの依頼者は対象文書の管理からサインの依頼と受領、管理までTeamsの中でシームレスにおこなうことができます。サインの管理を使い慣れたTeams上で行えるので、担当者へのトレーニング負荷も低減させることができます。
今後はTeams会議と連携したサインのサポートなどが予定されており、消費者への説明を前提とした住宅販売、金融商品販売といった分野への活用が期待されます。
image.png
オンライン会議で、相手の所属や肩書がわからなかったり、相手がビデオをオフにしていて顔がわからず、スムースに会話をすることが難しかった経験はありませんか?
そういった悩みをSansanのオンライン名刺とTeamsの連携によって一気に解決することができます。
社外の参加者との過去の名刺交換の実績を管理することができます。
会議前に、交換していない参加者とオンライン名刺を交換しておいたり、同僚ナレッジサーチで会議の内容に詳しい人脈を把握することができます。また、会議中にオンライン会議の画面に名刺を並べたり、飛び入りで参加した人にオンライン名刺を送ることができます。
このように会議前、会議中、会議のフォローまでオンライン名刺を使うことで商談をスムースに進めることができます。
image.png
リモートワーク環境化においても、社員同士の繋がりを維持・強化するためには、日ごろから感謝・称賛を送り合うチーム作りが大切です。
Team Stickerを使うと、社員同士が気軽にフィードバック(感謝・称賛)を送り合うことができ、相互承認を仕組み化、定着化することができます。
各ユーザー企業では自由にステッカーをデザインできるため、例えば、行動指針に沿った称賛ステッカーを設定することで、称賛される側もする側も常に社内で求められている行動を意識することができます。
感謝、称賛の贈り合いを可視化したつながりMAPや、ステッカーアクティビティーデータをもとに、組織内の相互コミュニケーションの現状を可視化することで、特にチームマネージャーにおいてはコミュニケーション課題を認識することができるため、ステッカーの送付目標を定め実行することで解決に向けた具体的なアクションを取ることができます。
MS様ブログ掲載記事_20210818.png

##まとめ
今回は連携メリットと3つのサードパーティアプリ連携を説明しました。Teamsと連携するアプリケーションはどんどん増えています。
「会話の場」+「仕事の場」を実現するTeamsのサードパーティアプリ連携に今後もご期待ください。

(本記事は2021年5月時点の情報に基づきます)

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