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AI Builder でテキストからキーワードを抽出する

Last updated at Posted at 2025-03-06

はじめに

Copilot Studio でデータベースから情報を検索して回答を返答するような AI エージェントを作成する際、利用者が入力した質問をキーワードにしたい場合があると思います。

この際、AI Builder が使って実現する方法を紹介します。

[テキストからキー フレーズを抽出する] アクションを利用する

例えば、以下のように、Copilot から質問文を受け取り、[テキストからキーフレーズを抽出する] アクションで質問からキーワードを抽出することができます。

image.png

※記事執筆時点で、Power Automate の新しいデザイナーで上手く Copilot のアイコンが表示されないため、以降、クラシックデザイナーに変更します

image.png

image.png

実行すると以下のようになります。「パソコンの電源が入らない場合はどうすればいいですか?」という質問から、「パソコン」と「電源」というキーワードが抽出されました。

image.png

AI Builder のアクションの結果は配列形式のため、一度、「phrase」列だけ取り出して、最終的に以下のようにスペースで区切った一つの文字列にしてあげます。

image.png

image.png

そして、その結果を検索キーワードとして利用します。以下は、Dataverse のテーブルを検索する例です。

image.png

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しかし、質問次第では上手く検索キーワードを抽出できない場合もあります。以下の場合、Power Automate for desktop の情報を上手く抽出できていないようです。

image.png

※タイミングにもよるかもしれません。。

image.png

想定される質問でテストを重ねた結果、こちらの方法では上手く検索キーワードを抽出できなさそうな場合は、もう一つのアプローチを検討ください。

プロンプトを利用する

プロンプトの作成

まず、テキストからキーワードを抽出するプロンプトを作成します。

image.png

image.png

image.png

出力を JSON 形式にします。

image.png

image.png

[
  {
    "phrase": "キーワード1"
  },
  {
    "phrase": "キーワード2"
  },
  {
    "phrase": "キーワード3"
  }
]

テストしてみます。いい感じです。

image.png

プロンプトを保存します。

image.png

Power Automate からプロンプトを利用する

以下のようにして、Power Automate からプロンプトを利用します。

image.png

image.png

一つ目のやつと同じような感じにするのであれば、プロンプトの出力結果を以下のようにして一旦配列変数に格納し、[結合] アクションを実行し、さいしゅうてきにスペースで区切った一つの文字列にしてあげます。

image.png

image.png

※なお、[Apply to each] アクションを避けたい場合は、以下のように、選択アクションと結合アクションを使います。

image.png

image.png

まとめ

今回は、AI Builder を使って、質問から検索キーワードを抽出するアプローチについて整理しました。
Copilot Studio でデータベースから情報を検索して回答を返答するような AI エージェントを作成する際など、質問から情報を検索するようなものを Power Platform で作成する際の参考になれば幸いです。

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