Google Gemini 3 が CLI で利用可能になりました。
本記事では **「最速で Gemini CLI を導入し、Gemini 3 を使いこなす」**ための手順を、初期セットアップからモデル選択まで体系的にまとめます。
Gemini CLI は Node.js ベースで動作し、Google アカウントで認証するだけで利用できる非常に強力なツールです。
ターミナルから直接 Gemini 3 Pro を叩けるため、開発フローの高速化に役立ちます。
1. 前提条件
Gemini CLI を利用するには次の環境が必要です。
| 要件 | 内容 |
|---|---|
| Node.js | v20 以上 |
| npm | v10 以上(Node インストール済なら大丈夫) |
| Google アカウント | 認証で使用 |
| Mac / Windows / Linux | どれでも対応 |
確認コマンド:
node -v
npm -v
2. インストール方法
Gemini CLI のインストールは 1 行で完了します。
▼ グローバルインストール(推奨)
npm install -g @google/gemini-cli
インストール確認:
gemini --version
▼ インストールせず試す場合(npx)
npx https://github.com/google-gemini/gemini-cli
3. 初期設定(初回 1 回だけ)
インストール後、まず CLI を起動します。
gemini
以下の順番で設定が進みます。
3-1. 認証方式の選択
次に認証方式の選択画面になります。
- Login with Google(推奨)
- Use API Key
今回は Login with Google を選びます。
Enter を押すとブラウザが開きます。
3-2. Google アカウントでログイン
ブラウザで:
- Google アカウントを選択
- 権限を許可
- 「成功しました」と表示
ターミナルが自動で >> プロンプトになります。
これで認証完了。
4. Gemini 3 を利用可能にする(重要)
Gemini 3 は Preview Features を ON にすることで利用可能になります。
CLI 内で以下を実行:
/settings
設定画面で:
-
Preview Features (e.g., models) →
false
となっているのでエンターを押して切り替えます。
表示例:
Preview Features (e.g., models): true*
r を押して設定を反映し CLI を再起動。
5. モデル選択で Gemini 3 を有効化する
再度 gemini を起動し、/model でモデル選択画面を開くと:
Gemini 3 is now enabled.
と表示されます。
5-1. Auto モード(推奨)
Gemini 3 系が利用可能なら自動で優先利用されます。
6. まとめ
本記事では、以下を体系的に解説しました。
- Gemini CLI のインストール
- 初期設定 & Google 認証
- Preview Features の有効化(Gemini 3 の必須設定)
- モデル選択(gemini-3-pro-preview)
- 基本的な使い方
- トラブル対処
特に重要なのは次の 2 点です。
- Preview Features を ON にする
- モデル選択画面で Gemini 3 が有効になっているか確認
Gemini 3 は推論能力が大幅に向上しており、CLI と組み合わせると強力な開発体験が得られます。
作者メモ
この記事は実際の CLI 操作ログ、および動作確認に基づいて作成しています。
環境差異や CLI の更新で内容が変わる場合は適宜追記予定です。
