概要
Oracle Analytics Cloud Classicのキャッシュの設定箇所について、システム全体、分析単位、リポジトリの物理表単位でそれぞれ記載します。
設定内容
1. システム全体の設定
問い合わせキャッシュをシステム全体で「有効」、「無効」とすることができます。(デフォルトは有効)
※プレゼンテーション・サービス・キャッシュはシステム全体として無効化することはできません。
OACのホームページから左上のナビゲータをクリックし、[コンソール]をクリックします。
[Performance and Compatibility]をクリックします。
[Cache Enable]より、キャッシュを有効とする場合は「オン」、無効とする場合は「オフ」を設定します。
2. 分析単位の設定
分析単位で問い合わせキャッシュ、プレゼンテーション・サービス・キャッシュの無効設定ができます。
キャッシュの設定を行う分析を開きます。
[詳細]タブをクリックします。
プレゼンテーション・サービス・キャッシュを無効にするには、下記にチェックを入れます。
Oracle Analytics Presentation Servicesキャッシュをバイパス

問い合わせキャッシュを無効にするには、「拡張SQL句」の[接頭辞]に以下を入力し、
[SQLの適用]をクリックして設定を反映します。
SET VARIABLE DISABLE_CACHE_HIT=1, DISABLE_CACHE_SEED=1, DISABLE_PLAN_CACHE_HIT=1;

3. リポジトリの物理表単位の設定
問い合わせキャッシュの「有効」、「無効」の設定をリポジトリの物理表毎に設定することができます。
デフォルトはキャッシュが有効となっています。
キャッシュの設定をする物理表のプロパティを開きます。
[一般]タブで「キャッシュ可能」(デフォルトでチェックあり)に有効とする場合は、"チェックあり"、無効とする場合は"チェックなし"とします。

キャッシュの有効期限を設定する場合は、キャッシュ永続時間を指定し、有効期限を設定しない場合は、「キャッシュ有効期限なし」を選択します。
参考マニュアル
ご案内
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