はじめに
熊本県にあるソーイ株式会社で、約10ヶ月間インターンとして働いてきました。
とても思い入れが強い会社で、この記事を書きながら当時の空気を思い出しています。
今回は、実務未経験だった自分がどんなふうに成長していったのか、技術面・働き方・人とのつながりまで含めてまとめていきます。
ソーイ株式会社について
ソーイ株式会社は、熊本を拠点に事業を展開する創業8年目のIT企業です。
Web/モバイルアプリの開発を中心に、EC構築やIoT、リアルタイム通信など幅広い領域の案件に取り組んでおり、少人数ながら多様な技術を扱っているのが特徴です。
企画から設計、開発、運用までを一貫して行うワンストップ型の開発体制を強みに、スピード感のあるものづくりができる会社でもあります。
その雰囲気の中で、若手やインターンでも自然と責任あるタスクを任せてもらえる機会が多く、実務を通して成長しやすい環境だと感じました。
インターンに参加した理由
個人でアプリ開発を進めている中で、
- 企業ではどんな開発フローで動いているのか
- チームで働くとはどういうことなのか
- 実務としての実装は何が違うのか
こういったことを実際に体験したいと思い、インターンに応募しました。
ソーイは有償で長期的に働けることも魅力で、学生のうちにしっかり技術力をつけたい自分には、ぴったりの環境だと感じました。
インターンで触れた技術スタック
業務はかなり幅広く、以下の技術を主に触りました。
フロントエンド
- Vue.js
- TypeScript
- HTML
- CSS / SCSS
- Flutter
バックエンド
- Laravel
使用ツール
- Slack
- Backlog
- GitHub
- Cyberduck
- Postico2
- Postman
- WordPress
- Docker
これがベンチャーか!って感じの働き方で、Webもモバイルもバックエンドも担当させてくれました。
なかなか理解していない部分もたくさんありますが、少しずつ触っていくうちに、ひと通り使えるところまでは来た…気がするような気がしなくもありません。
最初はとにかく「わからない」の連続
入ったばかりの頃は、触れるもの全てが初めてで「わからない」ことだらけでした。
入社前は、Swiftしか触ってこなかったため、Webの概念そのものから新しかったです。
最初は、Webアプリのテスト業務を行いながら、プロジェクトへの理解を深めました。
並行して、Progateで HTML / CSS / javascript などを勉強する時間をもらっていました。
わからないをどう乗り越えたか
業務を行う上で、IT知識だけでなくプロジェクトに関してもわからないことだらけでしたが、全部質問していたらキリがないので、
次第に
- コードを読んで推測する
- 過去のissueを読み返して背景を掴む
- AIに壁打ちして理解を補う
といった自分で答えに近づく工夫を意識するようにしました。
これによって以前より、自走力がかなり鍛われた気がします。
成長を感じた瞬間
10ヶ月続ける中で、
「調べれば、ある程度1人で、ゼロイチで実装できる」
という感覚がついたことです。
これは、幅広く触らせてくれたソーイのおかげだと思っています。
ソーイで触った技術を持ち帰って一人で試してみることで、理解が加速し周辺知識も自ずと身についてきました。
「全体像を理解して動けるエンジニア」に少しだけ近づけた感覚があります。
インターン生とのつながり
業務中は黙々と作業していることが多かったのですが、
会社の親睦会(飲み会)で話すようになり、徐々に仲良くなりました。
特にインターン生 4人 + (社員さん 1人)でハッカソンに出たことがきっかけで、
休日に集まって開発したり、競技プログラミングを勉強したり、私生活でも会うほどの関係になりました。
それぞれが、面白い活動をしていて、いい刺激をもらえています。
技術だけでなく、挑戦する仲間に出会えたのは本当に大きかったです。
また今度、彼らとハッカソンに出ます。
働き方と大学の両立
ソーイのインターンは、シフトが半月ごとに自由に提出でき、
朝・昼・夜から選べる柔軟な働き方だったので、学業との両立はかなりしやすかったです。
基本週3程度で、忙しい時期は、週1などに調整してもらっていました。
柔軟でなかなかありがたい制度でした。
インターン後の自分の変化
一番大きいのは、
-
エンジニアとしての基礎力が底上げされたこと
-
自走力が上がったこと
そして何より、
「エンジニア向いてるかも」
と強く感じれたことです。
新しいことを知ることが好きな性格なので、尽きないネタにワクワクして開発ができています。
これからはしばらくフリーランスとして働きつつ、
iOS(?)を軸にしながら技術の幅も広げていくつもりです。
まとめ
ベンチャーらしく急に任されることも多かったですが、
その分だけ成長のスピードも速かったです。
一歩目として最高の環境だったと心から思います。
10ヶ月間、お世話になった皆さん本当にありがとうございました。
またなんらかの機会で関われたらと思います!
