はじめに
前回はプロジェクトの作成からハンドトラッキング、オブジェクトを掴めるようになるインタラクションまでを実装しました。
今回は、XRにおいて重要なパススルーの機能を実装します。
1. パススルーブロックを追加
Building Blocks
を開いてパススルーのブロックを追加します。
今のところのヒエラルキーはこうなるはず。
これでだけでパススルーはできます。実行してみましょう。
うまくいかない場合
実行しても画面が真っ暗でうまくいかない場合は以下の記事を参考にしてみてください。
2. ガーディアンを無効化する
今のままだと、プロジェクトを実行した場所から少し離れると円の範囲外に出てしまい、Unityの実行が止まってしまいます。
これはQuest自体のガーディアン機能が働いているためです。
Unity実行時のガーディアンを停止させるには、Quest本体の設定を開いて、詳細設定
を選択して、物理的空間機能
の項目をオフにします。
これで、Unityプロジェクト実行時にどこへ移動してもガーディアンに制限されることがなくなりました。
注意
この物理的空間機能
をオフにすると、普段のQuest自体のパススルーが使えなくなります。(パススルーを使うゲームアプリ等では問題なく使えます。Questのホーム画面の状態のときにパススルーが使えなくなります)
力尽きたので今回はここまで。。。