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ネットワーク復旧後にモバイルアプリの計装データが送信されることを確認してみた!

Last updated at Posted at 2024-05-21

概要

モバイルアプリをNew Relicのエージェントを使ってモニタリングしている際にネットワークがオフラインになるとその間のデータはNew Relicに送付できない可能性があります。

New Relic アップデート(2024年3月)の中で、『オフラインストレージでデータロストを最小限に』 というアップデートがあったので、今回はAndroidのエミュレーターを使ってイベントデータがネットワーク復旧後に送信されることを確認してみたいと思います!

このアップデートの詳細はこちら
New Relic アップデート(2024年3月)

手順

1. AndroidのアプリにNew Relicのエージェントを設定

今回はAndroid StudioのNew Projectから[Empty Activity]を作成して、New RelicのAndroidエージェントをインストールしました。

image.png

Androidエージェントのインストール方法は下記を参照ください。
個人的にはガイド付きインストールを使っていただくとインストールしやすいかと思います。

オフラインストレージに対応しているAndroidエージェントは7.3.0以降になります。

一点、AndroidエージェントとiOSエージェントはデフォルトではオフラインストレージ機能はオフになっているので、フェーチャーフラグでオンにする必要があります。

今回は、onCreateでエージェントをスタートさせるところでフラグをオンにしました。

image.png

2. Androidエミュレーターでモバイルアプリを起動

ビルドしてモバイルアプリをエミュレーターで実行します。
今回はシンプルに「Hello Android!」が表示されています。

image.png

3. New Relic上でイベントデータを確認

Mobile > Explorer EventsでMobileイベントが入ってきていることを確認。

image.png

このタイミングでは 20:55:49 までのデータを確認しました。

image.png

4. Androidエミュレーターをオフラインに変更

Androidエミュレーター上で、インターネットをオフに設定。
image.png

5. アプリの起動と終了を複数回実行

オフラインの状態でアプリの起動と終了を複数回実行します。
image.png

6. New Relic上でイベントデータを確認

このタイミングではオフライン中のデータが入ってこないので、さきほどと同様に 20:55:49 までのデータが確認できます。

image.png

ここで数分待ってデータが入って来ないことを確認ください。

7. Androidエミュレーターをオンラインに戻す

Androidエミュレーター上で、インターネットをオンに設定して、アプリを起動します。
image.png

8. New Relic上でイベントデータを確認

オフライン中のイベントデータもNew Relicに送られていることが確認できました。

image.png

まとめ

『オフラインストレージでデータロストを最小限に』というアップデートについて、Androidのエミュレーターを使ってイベントデータがネットワーク復旧後に送信されることを確認してみました!

ちなみに、オフラインストレージで使用するストレージサイズは下記で変更可能となっています。

最新のアップデートの詳細はこちら。New Relic アップデート(2024年3月)

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