はじめに
R5春期の応用情報技術者試験に合格出来ましたので、午後試験に関して行った対策法などについてまとめてみます。
試験全体などの所感、午前問題に関しては別記事に記載を行っています。
午後試験について行った対策など
実際に行った対策などについてまとめます
自身の結果など
72点という結果となり、以下の問題を選択しました
- 問1 情報セキュリティ
- 問4 システムアーキテクチャ
- 問7 組込みシステム開発
- 問8 情報システム開発
- 問10 サービスマネジメント
利用した教材など
学習にあたっては以下の教材を利用しました
- IPA公式が配布している過去問題
- 応用情報技術者試験ドットコム 過去問道場(午後)
- Udemy講座(石田先生 応用情報午後)
学習法など
学習については以下の様な順序で進めました
1. 石田先生のUdemy講座を見る
個人的に決め手となった教材で非常に分かりやすい説明で以下のような要素について効率よく学ぶことが出来ます。
地力のある方であればこれだけでの合格も普通にあるのではないかと感じます。
- 選択問題でどれを選ぶべきか?
- 午後試験では必答の情報セキュリティに加えて、残りの10分野から4つの設問を選択するという形式です。しかし、年度ごとの問題難易度のバラつき等がある為、保険の意味で6~7分野程度勉強をしておくことが望ましいです。そういった戦略立てやアタリを付けるにあたって有益な情報が得られます。
- 各選択分野の解答にあたって必要な知識
- 例えばネットワークであればパケットトレーサーを利用した実例等に基づいて解説が行われているなど、文字だけの説明に比べて非常に頭に入ってきやすいと感じました。
- 各選択分野の代表的な過去問題の解法
- 問題の年度を軸にするのではなく、知識分野を軸に過去問題のピックアップ及び解説が行われているため(例えばデータベースであればキー/正規化/SQLなど)、偏りなく効率的な学習を進める事が出来ます。
2. 過去問道場にて選択候補の過去問を実際に解く
「解説を聞いて理解できる」と「実際に問題が解ける」の間にはやはり壁が有りますので、実際に問題演習を行ってアウトプット重視の学習に移行していきます。
- 利便性を重視して過去問道場(午後)を利用します。個人的に感じた利点は以下の通りです。
- 情報端末があればどこでもできます
- 画面の隅に30分間のタイマー(制限時間)が表示される
- 学習状況が管理しやすい
- なんと全問題に解説が付いています。
- 必答の情報セキュリティは直近10回分実施
- アタリを付けた他の6分野について直近5回分実施
3. 過去問題を印刷して解く
過去問題を実際に印刷して幾つか解いてみます。自分は以下のような気付きを得られましたので、個人的に行うべきフェーズかと感じました。
- 役所に行った際などにしか筆記を行わないため、単純に「非常に文字が書きづらい」(;´༎ຶД༎ຶ`)
- マウスホイールでの快適スクロールと、紙をめくりながらの解答では取り回し等が中々変わってくる
- 「キーボードでちょっと消して書くを繰り返して答案を練る」といった無意識に行っていたスタイルが紙では難しい
4. 当日と同じタイムスケジュールで午前午後通しで印刷して解く
過去問題を1年分印刷して、起床時間も合わせて本番と同じタイムスケジュールで解いてみます。自分は以下のような気付きが得られましたので、実行するコストは高いのですが可能であれば行うべきフェーズかと感じました。
- 想像以上に疲労が激しい
- 午前試験を終えた後に、150分間/5問の連戦となるため、後半は集中力の維持すら難しくなってきます。
- 疲弊している状態でも6割に載せて、時間配分も間に合わせる必要が有るという意味で、過去問演習を暫くした後の「もう行けるんじゃね?」的な状態から更に学習を積む動機となりました。
- 午前問題を余り考えこまずに突破/早期退出出来る程度に鍛えておくことも疲労対策といった観点では大きいです。
- 午前試験を終えた後に、150分間/5問の連戦となるため、後半は集中力の維持すら難しくなってきます。
- 前日の過ごし方も重要
- 当日は朝から夕方までの戦いとなりますので、先ほどの疲労と関連して以下のような要素も重要になってくると感じました。
- 前日しっかり眠れているか?
- 前日夜の食事が重すぎたりしないか?
- 生活リズムが狂っていないか?
- 当日は朝から夕方までの戦いとなりますので、先ほどの疲労と関連して以下のような要素も重要になってくると感じました。
- 甘いものが有るととても良い
- 頭を使う際には糖分が良いとは随所で言われている気がしますが真理であると感じました。午前試験終了後の休み時間にラムネなどを摂取すると良いかもです。
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ハルンケア最強卍- ※医薬品ですのでもし試される場合は十分ご注意ください
- 健康面は勿論ですが、間違ってもぶっつけ本番で試す事の無いように...
- 午前(早めに解き終えて途中退出設定)が終わった直後に服用すると、午後試験の2時間半くらいの間であれば面白いぐらい尿意が襲ってこなくなります。
まさか20代後半で愛用する事になるとは- 個人的に飛行機に乗る前などの必須アイテムとなっています。
プラセボ説も濃厚ですが、尿意が来ないならもはや何でもいい
- ※医薬品ですのでもし試される場合は十分ご注意ください
当日の過ごし方など
先ほどの4.と殆ど共通となりましたが、以下のような点に差異が感じられました
- 自宅とは異なりトイレ待ちの概念がある
- もし行きたいのに行けなかったといった状態になってしまうと悲惨かと思いますので、お手洗いに関しては余裕を持ちすぎるくらいでちょうど良いかと思いました。
- 試験会場の机が家の物よりも狭い
- 自宅では筆記用具や問題用紙などを卓上に好きに広げて実施していましたが、本番では少しこじんまりとした感じ(?)で実施する必要が有りました。
- 紙をめくる音や鉛筆の音が一斉に響き渡るので意外と賑やか
- 性質上問題用紙をめくりまくる必要が有る+筆記式ですので、会場内は結構賑やかな状態となります
- 自宅等の静かな環境で対策を行っている + 特に音が気になるタイプの方であれば注意点かもしれません
- 性質上問題用紙をめくりまくる必要が有る+筆記式ですので、会場内は結構賑やかな状態となります
おわりに
実際に挑戦を行ってみたところ、対策から当日まで結構な労力を要する一大イベントであると感じました。
記憶が薄れてしまう前にとまとめてみたこの記事の、どこか一文だけでも参考になりましたら幸いです。
参考にさせて頂いた記事など