ActiveHashによるカテゴリー選択

ActiveHashとは

　都道府県名などの変更されないデータをモデルファイル内に直接記述することで、データベースへ保存せずにデータを取り扱うことができるGemです。また、このGemを使うことでデータベースに47の都道府県名のカラムを作ることなくデータを管理することができます。今回は私が作成中のアプリケーションの例で紹介していきます。
　アプリケーションの説明として、収入の分類（給料、ボーナス、副業etc）など決まった選択肢をカテゴリー選択できること目標とします。

公式ページはこちら↓↓↓
https://github.com/zilkey/active_hash

Gemのインストール

開発環境　rails 6.0.0

GemfileGemfileに追記する↓↓↓

gem 'active_hash'

引き続きbundle installを実行します。

モデルの作成

Incomeモデルを作成します。

rails g model income

マイグレレーションを実行します。↓↓↓

class Incomes < ActiveRecord::Migration[6.0]
 def change
   create_table :incomes do |t|
     t.integer    :category_id     , null: false  # 収入分類のカラム
     t.integer    :price        , null: false       # 金額
     t.timestamps
   end
 end
end

この時prefectureにアンダーバーでid[_id]を付ける必要があります。idを外部キーとして管理することでActiveHashに紐付いた収入分類を取得する事ができます。
引き続きActiveHashのモデルを作成します。この時、データベースに新たにテーブルを作成する必要はありません。
またその他のファイルのファイルも必要としません。

class Category < ActiveHash::Base
  self.data = [
    { id: 1, name: '--' },
    { id: 2, name: '給与' },
    { id: 3, name: '一時所得' },
    { id: 4, name: '事業・副業' },
    { id: 5, name: '年金' },
    { id: 6, name: '配当所得' },
    { id: 7, name: '不動産所得' },
    { id: 8, name: 'アルバイト代' },
    { id: 9, name: 'ボーナス' },
    { id: 10, name: 'その他収入' }
  ]
  # moduleを取り込み↓↓
  include ActiveHash::Associations
  has_many :incomes       # incomeモデルとのアソシエーション
end

次にincomeモデルも編集します。

class Income < ApplicationRecord
  extend ActiveHash::Associations::ActiveRecordExtensions
  belongs_to :income_category
  # category_idのid:1以外のときに保存できるバリデーションを設定(1は「--」です。)↓↓
  validates :income_category_id, numericality: { other_than: 1}
end

ビューにカテゴリー選択をプルダウンで表示

ルーティングとコントローラーを編集した後、ビューを編集します。

<%= form_with model: @income, url:incomes_path, local: true do |f| %>
    <%= f.collection_select(:category_id, Category.all, :id, :name, {}, {class:"income-select"}) %>
    <%= f.text_field :text, class:"text", placeholder:"金額" %>
    <%= f.submit "保存する" ,class:"submit" %>
<% end %>

collection_selectとは、データをプルダウン形式で表示させることができるメソッドです。このとき()内は順番に第１引数（保存するカラム名）、第２引数（配列データ）、第３引数（保存される項目、テーブルにはidで保存される）、第４引数（選択肢に表示されるカラム名、ここでは収入区分）、第５引数（オプション）、クラス名となります。

これによって収入区分がプルダウンで選択できます。
このようになります↓↓↓

以上です！！！！参考になれば嬉しいです！
また誤り等あればご指摘お願いします。