DSPBufferSizeの具体的なサイズ

DSP Buffer Sizeを「Best Latency」にしたらノイズが乗った

　正確に言えばノイズが乗るときと乗らない時がありました。
　これ自体はよくある話ですが、どこを見ても「Good Latencyにしろ」位しかないので少し詳しく調べてみました。
　結論から言えば「SystemSampleRateを下げる」と言う対策をとりました。

DSP Buffer Sizeを測定するコード

　こちらの関数を使います
　GetDSPBufferSize

環境

OS: Windows 10 Pro
CPU: i5 9600K
メモリ: 32GB
オーディオインターフェース: FOSTEX HP-A3(USB接続)

測定結果

	bufferLength	numBuffers
Best Latency	256	4
Good Latency	512	4
Best Performance	1024	4

スクリプトで設定する

　前述のGetDSPBufferSizeにも書かれていますが、現在はスクリプトからの変更には対応していません。こちらを参照してスクリプトからBufferSizeを設定することは出来ましたが、適切な値でないとクラッシュします。サポート範囲外でもあるので使用しない方が良いでしょう。
SetBufferSize.cs
private void SetBufferSize(int bufferSize)
{
AudioConfiguration ac = AudioSettings.GetConfiguration();
ac.dspBufferSize = bufferSize;
AudioSettings.Reset(ac);
}


具体的な対策

　どうしてもノイズなくレイテンシーが欲しい場合には、「SystemSampleRateを下げる」が私の環境では有効でした。0に設定していましたが、デフォルトでは48000になるようです。CD音源ですら44100ですから、よっぽど音質にこだわるゲームじゃない限りはこの値まで低くしても十分だと考えています。

　他に対策があれば教えてください。