はじめに
時折、認定資格試験は丸暗記に頼り過ぎるのはよくないと言われます。
確かにしっかり理解し、実務で活用できる状態であることが望ましいです。
ただ、認定資格を取得するという観点で考えるとどうしても丸暗記が必要になってきます。
実務ではある程度調べながら取り組むことができるのに対し、認定資格は記憶のみの勝負になるためです。
今回は AWS 認定クラウドプラクティショナー試験で丸暗記しておくべき事項をまとめました。
試験の学習、受験前の最終確認などに役立てていただけますと幸いです。
暗記推奨事項
AWS クラウドを利用する 6 つのメリット
メリット | 説明 | |
---|---|---|
1 | 数分で世界中にデプロイできる | わずか数クリックで世界中にリソースを構築できる |
2 | キャパシティ予測が不要になる | 必要なときにスケーリングできる |
3 | 固定費が柔軟な変動費に変わる | 基本的に使った分だけ支払うという形式で初期投資も少ない |
4 | スケールによるコストメリット | クラウドはスケールが大きく、規模の経済の恩恵を受けることができる |
5 | 速度と俊敏性が向上 | 迅速にリソースを調達することが可能 |
6 | データセンターの保守運用が不要 | サーバー保守等はベンダーに任せて開発等に注力できる |
AWS Well-Architected フレームワーク 6 つの柱
AWS Well-Architected フレームワークとは、AWS が提唱する AWS クラウドの設計や運用のベストプラクティスにおける指針のようなものです。
フレームワーク | |
---|---|
1 | 運用上の優秀性 |
2 | セキュリティ |
3 | 信頼性 |
4 | パフォーマンス効率 |
5 | コスト最適化 |
6 | サステナビリティ |
EC2 の料金構成 3 種
EC2 の料金は下記 3 種類から構成されています。
項目 | |
---|---|
1 | EC2 稼働に対する料金 |
2 | データ転送料金 |
3 | ストレージ(EBS)の料金 |
インスタンスファミリー 6 種
インスタンスファミリーを表す英字 1 文字がどれを指しているか暗記しておきましょう。
ファミリー | 種類 | |
---|---|---|
1 | T / A / M | 汎用 |
2 | C | コンピューティング |
3 | X / R | メモリ最適化 |
4 | F / G / P | 高速コンピューティング |
5 | H / I / D | ストレージ最適化 |
AWS 予約済 IP アドレス 5 種
下記 IP アドレスは、サブネット作成において IP アドレス範囲を指定する際に利用者が使うことができません。
IP アドレス | 説明 | |
---|---|---|
1 | 10.0.1.0 | ネットワークアドレス |
2 | 10.0.1.1 | VPC ルータ用 |
3 | 10.0.1.2 | DNS サーバ用 |
4 | 10.0.1.3 | 将来の利用のために AWS によって予約 |
5 | 10.0.1.255 | ネットワークブロードキャストアドレス |
RDS(Amazon Relational Database Service)で使用できるデータベースエンジン 6 種類
エンジン | |
---|---|
1 | Amazon Aurora |
2 | MySQL |
3 | PostgreSQL |
4 | Oracle |
5 | Microsoft SQL Server |
6 | MariaDB |
Trusted Advisor チェック項目 6 種類
項目 | |
---|---|
1 | コスト最適化 |
2 | パフォーマンス |
3 | セキュリティ |
4 | 耐障害性 |
5 | サービス制限 |
6 | 運用上の優秀性 |
EBS(Elastic Block Strage)のボリュームタイプ 4 種類
種類 | 最大 IOPS※ | 最大スループット | |
---|---|---|---|
1 | 汎用 SSD(gp3) | 16,000 | 1,000 MiB/秒 |
2 | プロビジョンド SSD(io2) | 256,000 | 4,000 MiB/秒 |
3 | スループット最適化 HDD | 500 | 500 MiB/秒 |
4 | コールド HDD | 250 | 250 MiB/秒 |
※1秒間当たりの読み込み・書き込みの回数:処理能力を表す
S3(Simple Strage Service)関連
種類 | 耐久性(%) | 可用性(%) | 料金比較 | |
---|---|---|---|---|
Standard | 11 ナイン※ | 99.99 | 高 | |
Standard Infrequent Access | 11 ナイン | 99.9 | 中 | |
One Zone IA | 11 ナイン | 99.5 | 低 | |
Express One Zone | 11 ナイン | 99.95 | 高高 | |
Intelligent Tiering | 11 ナイン | 99.9 | 中 | |
Glacier Flexible Retrieval | 11 ナイン | 99.99 | 低低 | |
Glacier Instant Retrieval | 11 ナイン | 99.9 | 低低低 | |
Glacier Deep Archive | 11 ナイン | 99.99 | 低低低低 |
※11 ナイン:99.999999999 %
おわりに
以上、AWS 認定クラウドプラクティショナーを受験する上で暗記すべき事項をまとめてみました。試験前の最終確認等のお役に立てますと幸いです。