はじめに
プロジェクト管理をしていると
「この作業では、この項目を表示したい」
「あちらの作業では、このワークフローを使いたい」
といったシーン、よくありますよね。
ONES Projectでは、作業の種類を「課題タイプ」で管理でき、タイプごとに以下を柔軟に設定できます。
- フィールドとレイアウト
- 課題権限
- ワークフロー
- 通知
- リマインダー
この記事では、特に設定の中でも重要な「フィールドとレイアウト」の仕組みと活用法をわかりやすく解説します。
フィールドとレイアウトとは
フィールドとレイアウト(課題レイアウト)は、メンバーが課題を作成・参照・更新する際に表示されるビューの管理を行います。つまり、課題の作成時や編集時に使用するフィールドに「どの項目を表示するか/しないか」を設定できる機能です。
設定は、以下からアクセスできます。
画面右上の「設定」>「課題タイプ」>対象タイプの「フィールドとレイアウト」
設定は2種類あります。
- ローカルレイアウト:そのプロジェクトだけで使用する場合の設定
- グローバルレイアウト:インスタンス全体で共通の設定
グローバルレイアウトの変更は、他のプロジェクトにも影響するので、変更時は事前に運用ルールを確認しましょう。
フィールドとレイアウトの3つの構成
フィールドとレイアウト設定には、「詳細ページレイアウト」、「新規ページレイアウト」、「タグフィールド」の3種類があります。
| 種類 | 概要 |
|---|---|
| 詳細ページレイアウト | 課題作成後のフィールド(情報)をどう表示するかデザインします。 |
| 新規ページレイアウト | 新規で課題を作成するときのフォームをデザインします。 |
| タグフィールド | 課題一覧で強調表示・ソートしたいフィールドを指定します。 (最大5項目まで) |
フィールドとレイアウトを編集する
ここでは、「詳細ページレイアウト」からカスタマイズする方法を紹介します。
課題タイプの「フィールドとレイアウト」>「詳細ページレイアウト」>「詳細ページレイアウトを編集」
編集画面の基本構成
編集画面は、大きく3つのエリアに分かれています。
- フォームライブラリ(左):使用できるフィールドの一覧が表示される
- フォーム(中央):実際のレイアウトをデザインする場所、タブごとに配置可能
-
設定パネル(右):フィールドの属性を選択するエリア
(このサンプルでは操作ガイダンスが表示されています)
フォームライブラリ
設定画面左側の「フォームライブラリ」には、システム内で使用できる全課題フィールドが表示されます。ドラッグ&ドロップでフォーム上の任意位置へ追加できます。検索boxから探せばカンタンに見つけられます。
また、新規でフィールドを作ることもできます。画面左下の「+フィールドを作成」から新たに作成できます。

フォーム
フォームは実際に使用するビューをデザインするエリアです。ここで作成したレイアウトがそのまま実際の課題に表示されます。
フォームエリアは、いくつかのエリアに分かれています。それぞれのエリアをクリックして設定をカスタマイズします。
① ショートカット
詳細ページに表示するショートカットとその順を設定します。
② キーフィールド
情報(担当者、期限など)は「キーフィールド」として、詳細ページのタイトル直下に固定表示できます。重要項目を見落とさず確認でき、
作業判断がスムーズになります。
③ タブ
タブは、フィールドをまとめる入れ物です。名称・順序・表示可否を柔軟に調整できます。
④ フィールドレイアウト
フィールドを配置するエリアです。タブごとに指定します。

① ショートカット
ショートカットは、よく使う項目を設定しておくと便利です。追加する場合は「⊕追加」リンクをクリックします。削除する場合は項目の右側にある「×」ボタンをクリックします。

② キーフィールド
キーフィールドには、特に重要なフィールドを登録しておきましょう。それぞれのフィールドの設定値を設定できます。
追加後はドラッグ操作で表示順を自由に並び替え可能。設定できるキーフィールドは最大 5 件です。

③ タブ
タブを追加するには、「+タブを作成」リンクをクリックして行います。それぞれの項目ごとにフィールドを追加できるので、整理されたビューを実現できます。
オリジナルのタブを作成することもできます。「空白のタブを作成」を選択すると任意のものを作成することができます。

④ フィールドレイアウト
タブの中にフィールドを配置します。配置方法は、画面左の「フォームライブラリ」からドラッグアンドドロップで移動して配置します。

フィールドレイアウトは任意のグループを作成して、その中にフィールドを配置することができます。タブの中をグループで管理して、フィールドを配置することで、整理されたビューになります。必要に応じて作成してください。

各フィールドには、右側の設定パネルから「表示条件」「デフォルト値」「必須設定」など、利用シーンに応じたルールを細かく設定することができます。項目の種類によって設定できる内容は異なります。
- 表示条件
- デフォルト表示・非表示、または条件付き表示が設定できます。ここでの非表示設定は参照や閲覧の権限とは別で、詳細ページ以外(課題一覧やフィルターなど)では表示される場合があります。
- デフォルト値
- 詳細ページ側のデフォルト値は、新規ページのレイアウト方式を「詳細ページと同じ」にしている場合のみ有効です。
- 必須設定
全ての設定が終了したら、画面右上の「公開」ボタンをクリックし、設定を保存します。
保存後、課題の表示画面で、上記で設定したフィールドが表示されているか確認しましょう。
⚠️フィールドは作成しただけでは使用できません。必ずレイアウト設定も行いましょう。

✅ 設計のコツと注意点フィールドとレイアウトを設計するメリット
フィールドとレイアウトの2つを適切に設計すると、課題管理は大きく変わります。
良い設計のメリット
- 無駄な入力が減る
- 情報の抜け漏れが減る
- 課題の質が揃う
- 管理者・メンバー双方が楽になる
入力ルールは、現場を縛るためのものではなく、現場を助けるための仕組みです。
よくある失敗パターン
- すべての課題タイプで同じレイアウトを使う
- フィールドを増やしすぎる
- 必須項目を多くしすぎる
- なぜその設計なのかを共有していない
「管理したい」という気持ちが強すぎると、誰も入力しなくなります。
運用を成功させるためのポイント
- 最初は最低限のフィールドから始める
- 実際に運用しながら調整する
- 「入力に迷うか?」を判断基準にする
- 課題タイプを追加するときは、レイアウトもセットで見直す
設計は一度で完成させる必要はありません。使いながら改善することが大切です。
まとめ
課題タイプを分けただけでは、課題管理はまだ途中段階です。つまり、入力設計まで含めて完成となります。
- どんな情報を入力させるか
- どう見せ、どう入力させるか
ここまで設計して初めて、課題タイプは「実運用に耐える仕組み」になります。
ONES Projectの「フィールドとレイアウト」設定は、課題管理の品質を一段引き上げるための強力な機能です。
使うフィールドは必要最小限に。見直しは定期的に。
チームが迷わず入力できるレイアウトを設計し、“使いやすく続けられる課題管理”を目指しましょう。



