はじめに
社内でナレッジ管理ツールを運用していると、こんなことありませんか?
- この情報、全社員に公開していいの?
- 部署内限定の資料なのに、他部門の人も見えてる…
- 編集できるのは一部の人だけでいいのに、全員が編集可能な状態になってる…
ナレッジって「見せること」も大事ですが、「誰に、どこまで見せるか」も超重要。
こそで役立つのが ONES Wiki の権限設定機能です。
ONES Wikiには大きく「スペース権限」と「ページ制限」の2つの権限制御がありますが、この記事では、「スペース権限」 について紹介します。
そもそも「スペース」って?
ONES Wikiでは、情報を「スペース」という単位で管理します(パソコンのフォルダのイメージ)。
- 部署ごと(例:人事部スペース/営業部スペースなど)
- プロジェクトごと(例:プロジェクトA/プロジェクトB)
- 全社共通ナレッジ用(例:全社マニュアル/FAQ)
スペースはそれ自体が情報の集合体として独立しています。また、スペースごとに情報の構造を分けられるから、整理もしやすいし、チームごとの運用にも向いてます。
スペース権限って何ができるの?
スペース権限を使うと、以下のような細かなアクセス制御ができます。
主な権限レベル
- 閲覧のみ:中身は見れるけど編集NG(例:マニュアル閲覧向け)
- 編集可能:文章や構成を編集OK(例:プロジェクトメンバー向け)
- 管理者 :設定変更やメンバー管理もできる
権限の割り当て単位
- 個人ユーザー単位(個別に設定)
- グループ単位(部署やプロジェクトチームごとに設定)
- ロール単位(管理者/編集者/閲覧者など)
これにより、「Aさんはこのスペースは編集可」、「Bチームは閲覧だけ」といった精密な管理が可能になります。
UIもシンプルで直感的、チェックボックスで設定できます。
具体的にどんな権限があるの?
- 編集と共有:ページの新規作成・編集・削除・共有、スペーステンプレートの管理ができる
- ファイルのダウンロード:ページ内の添付ファイルをダウンロードできる
- ページのエクスポート:ページ、ページツリーを書き出しができる
- ページ暗号化:スペース内の全てのページを暗号化できる
- スペース アナリティクスの参照:ページとスペースの閲覧ログを参照、書き出しができる(利用状況の分析ができる)
スペース権限の具体的な活用例
ケース①:人事部の給与関連マニュアル
- スペース名:人事部
- 閲覧:人事部メンバーのみ
- 編集:人事部長・担当者のみ
→ 社外秘の情報も限定メンバーだけで安全に管理!
ケース②:プロジェクトAで外部協力会社と連携
- スペース名:プロジェクトA
- 閲覧:社内メンバー + 外部パートナー
- 編集:社内メンバーのみ
→ 安全にナレッジを共有しつつ、責任ある編集体制を構築
ケース③:全社向けマニュアル
- スペース名:社内ナレッジ
- 閲覧:全社員
- 編集:情報システム部・広報部など一部グループ
→ 情報の信頼性を保ちつつ、誰でも参照できる環境を実現
うまく運用するためのコツ
スペース権限を最大限に活かすには、運用ルールの明確化が鍵です。
- スペース設計はシンプルに: 組織構造やプロジェクト単位で分けると管理しやすい
- 権限設計はグループベースで: メンバー変更にも柔軟に対応できます
- 定期的な棚卸し: 年1回はスペースと権限のチェックをすると安心
- 「誰が見ても安心」な状態をデフォルトに: 誤閲覧や誤編集を防止してトラブル回避に
まとめ
ONES Wikiのスペース権限機能を使えば、「見せたい情報を、必要な人に、適切に届ける」 という社内ナレッジ管理がカンタンにできます。
ナレッジ共有とセキュリティのバランス、どっちも大事にしたいなら、まずはスペース権限の活用から始めてみてください!
「安心して共有できるWiki」へ、情報を守りながらナレッジを最大限に活用する。それがONES Wikiの強みです。
スペース権限を活用し、効率的な社内Wiki管理を実現し、ONES Wikiで社内ナレッジ管理を体感してはいかがでしょうか。

