はじめに
プロジェクトの進行状況をチーム全員で視覚的に共有できる「カンバンボード」。
ONES Projectのカンバンボードなら、列(カラム)やスイムレーン(横の分割)を自由にカスタマイズできるので、あなたのチームにピッタリなプロジェクト管理が可能です。
ここでは、ONES Projectのカンバンボードの設定方法を、列(カラム)やスイムレーン(横の分割)のカスタマイズ方法を中心に、わかりやすく解説します。
ONES Projectのカンバンボード
カンバンボード(Kanban Board)とは、タスクや作業の進捗を「見える化」するための機能です。主にソフトウェア開発やプロジェクト管理、業務改善の現場で利用されますが、最近では個人のタスク管理やチームの仕事全般でも広く使われています。
ONES Projectのカンバンボードは、前述のとおり、列(カラム)やスイムレーン(横の分割)を自由にカスタマイズできるのでチームに合わせたレベルでタスク管理ができます。
それにWIP制限という機能では、進行中のタスク上限数を設定すると赤色で警告表示をしてくれます。WIP制限はタスクの詰め込みすぎによる生産性低下、ボトルネックを解消するための重要な機能です。
ONES Project カンバンボードを使用する方法
ONES Proejctでカンバンボードを利用するには、プロジェクト作成時にテンプレートから「カンバン」を選択(下図参照)してください。
一般的なタスク管理などカンバン機能がついていないテンプレートでは、設定画面からカンバン機能を追加できます。
カンバンボードの設定方法
それでは、ONES Projectのカンバンボードの設定方法を説明します。
1. カンバンボードの一般設定
一般設定では、カンバンボードの名前変更や、不要なボードの削除ができます。
削除したボードは復元できないので、操作は慎重に行ってくださいね。
設定方法
1.画面右上の「・・・」アイコンをクリック→「カンバン設定」を選択
2.下記のように「カンバン設定」の画面が表示されるので、左サイドバーの「一般設定」をクリック
または、画面右上の「設定」クリック→画面上部の「カンバン設定」クリックでもOK!使いやすい方で操作してください。
2. データソース設定
データソース設定では、カンバンボードで表示するデータ(課題)の範囲を指定できます。
例えば、複数のプロジェクトをまとめたり、特定の条件をフィルターして表示したり、自由にカスタマイズできますよ。
ただし、現在のバージョンでは「サブタスクタイプ」の課題は表示されないので注意してくださいね。
3. カンバン管理:列(カラム)のカスタマイズ
列設定では、カンバンボード上に表示する列を増減したり、WIP制限を設定できます。
列を追加する方法
1.画面右側にある「 + 列を追加」ボタンをクリックする
2.新しい列名を入力する(例:レビュー中)
作成した列はドラッグ&ドロップで並び順を自由に変更可能。通常はワークフローの順序にします。
列にステータスを割り当てる方法
次にワークフローのステータスを列にマッピングします。
- 「マッピング前のステータス」から、目的のステータスを選びドラッグ&ドロップで目的の列に移動する
(例:「レビュー中」ステータスを「レビュー中」列にドラッグアンドドロップで移動する)
もしステータスが表示されない場合は、ワークフロー設定を確認してください。
列 右上のアイコンについて
各列の右上にあるアイコンで、列名の変更(鉛筆マーク)や列の削除(ゴミ箱マーク)ができます。
WIP(作業中課題数)の制限
- 列に最大課題数を設定すると、その数を超えた場合に色で警告が表示されます。
- チームの負荷状況が視覚的にわかるので、リソース管理が効率的になりますよ。
例:進行中の列のWIPを「4」に設定した場合
進行中列に課題が「5」あると、少し色が薄いですが、下記のようにで色で警告が表示されます。
4. カンバン管理:スイムレーンの設定
スイムレーンは、カンバンボードを横に分割し、カテゴリー別にタスクを整理できる便利な機能です。
設定方法
- 左サイドバーから「スイムレーン」を選択する
- フィールドを指定する(例:「優先度」)
すると、優先度ごとにタスクが区切られて表示されます。優先度ごとに課題がどれくらいあるか確認することができますね!
このようにスイムレーンを指定すると見たい軸で視覚化できますよ!
まとめ
ONES Projectのカンバンボードは、列やスイムレーンなどを自由にカスタマイズできる柔軟性が魅力です。チームの状況やニーズに合わせて設定すれば、プロジェクト管理が更に効率的になります。
あなたのチームに最適なカンバンボードを設定し、プロジェクトの進行をスムーズに進めましょう!