この記事では、Salesforceで環境をカスタマイズする際に役立った小ネタをご紹介したいと思います。
#ページレイアウトで「常にレイアウトに表示」となっている標準項目
salesforceにはオブジェクトごとに、必ず表示される標準項目があります。
※以下リンク参照
オブジェクトによって [常にレイアウトに表示] と指定されている標準項目
例えば、
取引先であれば、「取引先名」「親取引先」が、
リードであれば「名前」「メール」「リード状況」「会社」が、
ページレイアウトからは削除することができない項目です。
リードのページレイアウトを見てみましょう。
ページレイアウトで青丸が付いているものが「常にレイアウトに表示」の項目ということですね。
ちなみにその横に付いている赤星は「入力必須の項目」という意味です。
#「常にレイアウトに表示」項目はページレイアウトから削除できない
しかし、ここで困ったことが起きます。
そうです。
「常にレイアウトに表示」項目をページレイアウトから削除したいとき、
このままでは削除できないということです。
先のリードを例にとって考えてみましょう。
「名前」や「会社名」といった項目は入力必須のため、データとして使う必然性があり、
レイアウトから削除できなくてもいいでしょう。
一方、入力必須でない「メール」項目は、そもそも使わない場合があるかもしれません。
そうなればレイアウトから削除したいはずです。
しかし、前述のとおり
「メール」項目はリードにおいて「常にレイアウトに表示」と決められているため
ページレイアウトから削除することはできません。
困りました...
#削除ではなく非表示に
さて、salesforceがページレイアウトから削除できないと決めている以上、
削除は諦めるしかありません。
そこで、発想を変えてレコードページの画面上**「見えなく」**してみましょう。
つまり、
「メール」項目のページレイアウト上からの削除はせず、
見る人がレコードページから見れないようにするということです。
プレイグラウンドで作成したばかりなので、
レコードページ上もページレイアウト上にも表示されていますね。
では、ここからレコードページの画面で「メール」項目を非表示にしていきます。
①「設定」からいずれかの「プロファイル」を開きます。(ここではシステム管理者でやってみます)
②項目レベルセキュリティの「リード[参照]」をクリックします。
③「メール」の参照アクセス権を外す
(参照アクセス権を外すと編集アクセス権も自動的に外れます)
手順はこれで完了です。
では、変更後の画面を見てみましょう。
ページレイアウト上には依然「メール」項目がありますが、
レコードページ上では見事「メール」項目が消え(見えなくなり)ました!
同じ手順を各プロファイルで行えば、「メール」項目を非表示にできます。
(全プロファイルは大変なので、使用する予定のあるプロファイルだけでいいと思います)
以上です。
私と同じく、「常にレイアウトに表示」項目の非表示に苦心された方の
一助になればうれしいです。