症状
Native InstrumentsのKontakt Player 7で、Vir2 Instruments(現Big Fish Audio)の電子ギター音源ライブラリ「Electri6ity」を読み込もうとしたところ、Instruments\AMPED\ 配下のパッチ(335 Amped.nki、L4 Amped.nki、Les Paul Amped.nki など、Kontakt内蔵のアンプ/キャビネットシミュレーションを使うタイプのパッチ)だけが、Import Content画面で以下のように弾かれる。
Incompatible Files
Please ensure that the folder paths you are importing contain
files that are compatible.
H:\DTM\Electri6ity\Instruments\AMPED\335 Amped.nki
H:\DTM\Electri6ity\Instruments\AMPED\L4 Amped.nki
H:\DTM\Electri6ity\Instruments\AMPED\Les Paul Amped.nki
...
Rescanしても改善しない。
切り分けたポイント
- Native Accessでは Electri6ity が
FULL VERSIONとしてインストール済み表示になっている - インストール先パス(
H:/DTM/Electri6ity)も正しく認識されている - Kontakt側のLibraries一覧にもElectri6ity自体は表示される
- それでも AMPED フォルダの
.nkiだけが読み込めない
→ ライセンスやパスの問題ではなく、ファイルのフォーマットが古いことが原因だった。
原因
Electri6ityはKontakt 4〜5世代でリリースされた比較的古いライブラリで、AMPEDパッチはその当時のKontaktのバージョンで保存されたままになっている。これがKontakt 7の内部フォーマットと噛み合わず、「Incompatible Files」として弾かれる。
解決策: Batch Re-save(一括再保存)
Kontaktには、古いバージョンで保存された .nki を現在のKontaktのフォーマットに書き直す「Batch Re-save」という機能がある。これを使うことで解決した。
手順
-
Kontakt 7のスタンドアロン版を起動する
ここが最大の注意点で、Kontakt 7以降、Batch Re-saveはスタンドアロン版でのみ実行可能。DAWやラックソフトにインサートしたプラグイン版のメニューには出てこない。 - メニューから
File > Batch re-saveを選択 - 警告ダイアログが出るので「Yes」
- フォルダ選択ダイアログで、対象のライブラリフォルダ(例:
H:\DTM\Electri6ity、最低でもInstruments\AMPEDを含む階層)を指定して実行- 実行中にサンプルの検索ダイアログが出た場合は、ライブラリのSamplesフォルダを指定する
- 完了後、プラグイン版のKontakt Playerに戻り、Import Content画面から Rescan を押す
これでAMPEDフォルダのパッチが正常に読み込めるようになった。
注意点
- Batch Re-saveを実行すると、そのライブラリはそれ以前のバージョンのKontakt(6以前)では開けなくなる。今後もKontakt 7以降のみを使う前提であれば問題ない。
- Batch Re-saveは対象を絞って実行するのが推奨されている(ドライブ全体やライブラリ横断でまとめて実行しない)。
まとめ
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| Kontakt 7でElectri6ityのAMPEDパッチだけがIncompatible Files | 古いKontaktバージョンで保存されたままのファイル形式 | スタンドアロン版のKontaktでBatch Re-saveを実行してからRescan |
同じ症状で困っている人の参考になれば幸いです。