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【Linuc2】試験対策その1

Last updated at Posted at 2025-11-01

システムの起動とLinuxカーネル

elfboottmgr
UEFIにおける起動エントリを管理するコマンド

オプション 説明
-c,--create 新しい起動エントリを作成
-d,--disk EFIシステムパーティションのあるディスクを指定
-p,--part EFIシステムパーティションのある番号を指定する
-l,--loader ブートローダを指定
-L,--label ラベルを指定
-v,--verbose 起動エントリの一覧を詳細に表示
-b,--bootrun 起動エントリの番号を指定
-B,,--delete-bootrun 起動エントリの削除

jounalctl -b or dmesg
カーネル起動中に表示されるメッセージは起動後に上記コマンドを入力

mkinitrd RAMディスクイメージファイル カーネルバージョン
mkiniramfs -o RAMディスクイメージファイル カーネルバージョン
初期RAMディスクを作成するコマンド、一般的にはinitramfsが利用される

drauct [RAMディスクイメージファイル[ケーネルバージョン]]
最新のカーネル用のinitramfsファイルが/boot以下に作成される

grub-mkconfigorgrub2-mkconfig
grub.cfgファイルの作成
設定は/etc/default/grubで行う

/etc/default/grubの設定パラメータ

パラメータ 説明
GRUB_DEFAULT デフォルトで起動するOSの番号またへメニュータイトル
GRUB_HIDDEN_TIMEOUT メニューを表示せずに待機する秒数
GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET trueなら表示なし、falseなら残り時間表示
GRUB_TIMEOUT デフォルトのOSを起動するまでの秒数
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT ブートオプション
GRUB_CMDLINE_LINUX カーネルに渡すブートオプション

cat /proc/cmdline
システム起動後にオプションを確認

パラメータ 説明
init=パス 指定したコマンドを初期プログラムとして指定
mem=nM 物理メモリをnMBに指定
nosmp SMPマシンをシングルプロセッサとして動作
noht HyperThreading機構を無効にする
maxcpus=数 利用するCPUの数を指定数に制限
root=デバイス ルートファイルシステムを指定
read-only,ro ルートファイルを読み取り専用でマウント
single,s シングルユーザモードで起動

systemctl isolate rescue.targetorsystemctl resucue
メンテナンス用のシステム状態(レスキューモード)に移行
rescue部分をemergencyに変えると緊急モードへ

systemd-delta [-t オプション][ディレクトリ]
unitの上書き設定の確認

オプション 説明
masked マスクされてるファイルを表示
equivalent 上書きされてるが同じ内容のファイルを表示
oveririden 上書きされ変更されてるファイルを表示
unchanged 変更がないファイルも表示

jounalctl [オプション]
systemdが採用されてるシステムのログ確認

オプション 説明
-b,--boot 起動時のログを表示
-f,--follow ログの末尾を表示し続ける
-n,--lines行数 指定した行数のログ末尾を表示(デフォは10)
-p,--priorty ~ プライオリティが~以上のみを表示
-r,--reverse 新しい順に表示(デフォは古い順)
-u,--unit ~名 指定したUnitのログを表示
--no-pager ページ表示せず全てのログを表示

uname [オプション]
カーネルのバージョン表示

オプション 名前
-a,--all 全ての情報を表示
-s,--kernel-name カーネル名を表示
-r,--kernel-release カーネルバージョンの表示
-m,--machine ハードウェアアーキテクチャの表示
-o,--operating-system OSの表示

/proc/versionの確認でもOK

modprode[オプション]モジュール名
モジュールのロードやアンロード

オプション 説明
-a,--all 全てのモジュールをロード
-c,--showconfig 現在使われてる設定を表示
-n,--dry-run 実際は何も行わず表示のみ
-r,--remove モジュールのアンロード
-C,--config=ファイル 設定ファイルを指定
-D,--show-depends モジュールの依存関係を表示

sysctl [オプション][パラメータ]
/proc/sysディレクトリ内のカーネルパラメータを設定したり表示したり

オプション 説明
-a,--all 現在利用できる全てのパラメータ表示
-p,--load 指定ファイルから設定を読み込む(デフォは/etc/sysctl.conf)
-w,--write パラメータの更新

udevadm info [オプション]
sysfsがどのようにデバイスを扱ってるか

オプション 説明
-a,--attribute-walk 指定デバイスの上位デバイスも表示
-p,--pathデバイス sysfs上のデバイスを指定
-n,--name=デバイス /dev以下のデバイスファイルを指定
-q,--query種類 表示する情報の種類を表示(name,symlinkなど)

ファイルシステムとストレージ管理

UUIDの確認:blkid 変更:tune2fs 作成:uuidgen

カーネルがサポートしているファイルシステム:/proc/filesystems
現在マウントされてるファイルシステム   :/etc/mtabor /proc/mounts

mount [オプション][デバイスファイル名][マウントポイント]

オプション 説明
-a,--all /etc/fstabで指定されてるものを全てマウント(noautoを除く)
-f,--fake /etc/fstabの情報を書き換えるのみ、マウントはしない
-o,--optionsオプション マウントオプションを指定するremount:再マウントなど
-n,--no-mtab /etc/mtabにマウント情報を書き込まない
-r,--read-only 読み取り専用でマウントする(-o roと同じ)
-t,--typesタイプ ファイルシステムの種類を指定
-w,--read-write 読み書き可能でマウントする

mkswap [オプション]デバイスファイル名orファイル名
スワップ領域の作成(物理メモリ(RAM)が不足した際に、ハードディスク上の一時的なデータ置き場として利用される仮想的なメモリ領域)

オプション 説明
-c,--check スワップ作成前に不良ブロックのチェックを行う
-L,--labelラベル ラベルを指定
-U,--uuid UUID UUIDを指定

swapon:スワップ領域を有効にする
swapoff:スワップ領域を無効にする

mke2fs[オプション]デバイスファイル
ext2,3,4ファイルシステムの作成

オプション 説明
-b サイズ ブロックサイズをバイト単位で指定
-c 作成前に不良ブロックのチェックを行う
-i サイズ iノードあたりのバイト数を指定
-j ext3ファイルシステムを作成
-m 領域% root用のユーザ領域を指定
-n 確認用、実際は何もしない
-t タイプ 種類を指定(ext2,3,4)

mkfsでも上記オプションで実行可

mkfs [オプション]デバイスファイル
その他のファイルシステムの作成

オプション 説明
-t タイプ 種類の指定
-c 不良ブロックのチェック
-V 詳細表示

mkfs.xfs デバイス名 でも一部ファイルは作成可

fsck [オプション][デバイス名]
ファイルシステムの整合性チェック

オプション 説明
-r 対話的に修復を実行
-t タイプ 種類を指定
-A /etc/fstab記述の全ファイルに対し実行
-N 実行するとどうなるかのみ表示

e2fsck [オプション]デバイス名
ext2,3,4のチェック

オプション 説明
-b ブロック 指定スーパーブロックのBUを使用し復元
-c 不良ブロックのチェック
-f 状態がcleanでもチェックする
-p 全ての不良ブロックを自動修復
-y 問い合わせに「yes」回答
-n  問い合わせに「no」回答

xfs_repair[-n]デバイス名
XFSのチェック -nはチェックのみ

tune2fs[オプション]デバイス名
ファイルシステムのパラメータを設定

オプション 説明
-c 回数 チェックが行われるまでの最大マウント回数を指定
-C 回数 現在のマウント回数を設定する
-i 感覚 システムチェックの間隔を指定する
-j ext2→ext3へ変換
-m 領域% root用予約領域のサイズを変更
-l スーパーブロックの内容を表示
-L ラベル ファイルシステムのボリュームラベルを設定
-U UUID 指定したUUIDに変更

xfs_admin[オプション]デバイス名
XFSファイルシステムのパラメータ変更

オプション 説明
-u UUIDを表示
-l ラベルを表示
-L ラベル ラベルを設定
-U UUID UUIDを設定

xfs_info デバイス名orマウントポイント:ファイルシステムの情報を表示
xfsdump オプション BUするファイルシステム:ファイルシステムのBU
xfsrestoreオプション[リストア先]:ファイルシステムをリストアする

btrfs コマンド サブコマンド
Btrfsファイルシステムを管理

コマンドとサブコマンド 説明
filesystem show ファイルシステムの情報を表示
filesystem df ファイルシステムの使用状況を表示
filesystem label ファイルシステムにラベルを設定
filesystem resize ファイルシステムのサイズを変更
subvolume create サブボリュームを作成
subvolume delete サブボリュームを削除
subvolume list サブボリュームの一覧を表示
subvolume snapshot サブボリュームのスナップショットを作成
subvolume show サブボリュームの情報を表示する

smartctl[オプション]デバイスファイル名

オプション 説明
-a,--all SMART情報を表示
-c,--capabilities テストの対応情報表示
-i,--info 各種情報を表示
-t,--test 自己診断を実施
-l,--long 最近のテスト結果を一覧表示
-H,--health 状態表示
--scan 認識されてるデバイス表示

smartctl --smart=on ファイル名:有効化する

pvcreate デバイスファイル名:デバイスを物理ボリュームとして初期化する

vgcreate[オプション]ボリュームグループ名 物理ボリュームデバイス名
ボリュームグループの作成
-sで物理エクステントのサイズを指定

lvcreate オプション ボリュームグループ名
論理ボリュームの作成
-sでスナップショットの作成

lvscan:論理ボリュームの状態を簡潔に表示

pvdisplay:物理ボリュームの詳細表示
pvscan:物理ボリュームの状態を簡潔に表示
vgextend:ボリュームグループに物理ボリュームを追加
pvmove 移動元 移動先:物理ボリュームを移動する
vgreduce:ボリュームグループから物理ボリュームを削除
pvremove:物理ボリュームを明示的に削除
vgdisplay:ボリュームグループの詳細な情報表示
lvdisplay:論理ボリュームの詳細な表示
lvextend:論理ボリュームの拡張
lvremove:論理ボリュームを削除

まとめ

コマンド名 説明 書式
pvcreate PVを作成 pvcreate PV名
pvdeisplay PVの情報を表示 pvdesplay PV名
pvmove PV内のPEを移動する pvmove[オプション]移動元 移動先
pvremove PVを削除 pvremove PV名
pvscan PVを検索 pvscan
pvs PVの情報を出力 pvs
コマンド名 説明 書式
vgcretate VGを作成 vgcreate VG名 PV名
vgchange VGの属性を変更 vgchabge[オプション][VG名]
vgdisplay VGの情報を表示 vgdisplay[VG名]
vgextend VGを拡張(PVの追加) vgextend VG名 PV名
vgreduce VGを縮小(PVの削除) vgreduce VG名 PV名
vgremove VGを削除 vgremove VG名
vgimport VGをインポート vgimport VG名
vgexport VGをエクスポート vgexport VG名
vgmerge 2つのVGを統合  vgmerge 統合先VG VG名
vgrename VG名変更 vgrename 旧VG 新VG
vgscan VGを検索 vgscan
vgs VGの情報を表示 vgs
コマンド名 説明 書式
lvchange LVの属性を変更 lvchange[オプション]VG名 LV名
lvcreate LVを作成 lvcreate -L size -n LV名 VG名
lvdisplay LVの情報を表示 lvdisplay LV名
lvextend LVを拡張(PEの追加) lvxtend -L [+]size LV名
lvduce LVを縮小(PEの削除) lvreduce -L[-] LV名
lvremove LVを削除 lvremove LV名
lvrename LV名を変更 lvrename 旧LV名 新lv名
lvscan LVを検索 lvscan
lvs LVの情報を表示する lvs

NW構成

ip [オプション]操作対象[コマンド][デバイス]
NWIFやルーティングテーブルの管理コマンド

オプション 説明
-s,-stats より多くの情報を表示
-r,-resolve 名前解決して表示
-f,-family プロトコル プロトコルファミリ(inet/link等)を指定
-4 v4を指定(-f inetと同じ)
-6 v6を指定(-f inet6と同じ)

arp[オプション]
ARPキャッシュを表示したり操作したり

オプション 説明
-a[ホスト] 指定したホストor全てのエントリを表示
-f ファイル名 ホスト名とMACアドレスの対応をファイルから読み込む(/etc/ethers)
-n ホスト名をIPアドレスを表示
-d ホスト 指定したホストのエントリを削除
-i IF NW IFを指定する
-s ホスト MACアドレス ホスト名とMACアドレスの対応を書き込む

iwconfig:無線LAN IFを設定したり状態確認
wpa_supplicant:無線LANに接続 
iw dev [デバイス名][コマンド]:無線IFの情報を参照したり設定したり
iwlist 無線IF パラメータ:無線IFの情報を取得

route[オプション]:ルーティングテーブルの表示
-n:ホスト名の名前解決しない -Fカーネルのルーティングテーブルを表示
-Cカーネルのルーティングキャッシュを表示

tcpdump[オプション][条件式]
指定したNW Ifを監視 自分以外のパケットも受け取る:プロミスキャストモード

オプション 説明
-i インターフェース 監視するIFを指定する
-s バイト数 パケットから取り出すバイト数を指定
-X 16進数とASCII文字で表示
-n アドレスを名前解決をせず表示
-N ホストのドメイン名を表示
-l 標準出力をバッファリング
-t 時刻を表示しない
-v 詳細に出力

netstat [オプション]
NWに関する情報を表示

オプション 説明
-a,--all 全てのソケットを表示
-c,--continuous 状況を1秒ごとリアルタイム表示
-i,--interface NWIFの状態を表示
-l,--listening 接続待ち状態のソケットのみ表示
-n,--numeric アドレスやポートを数値で表示
-p,--programs PIDとプロセスを表示
-r,--route カーネルのルーティングテーブルを表示
-t,--tcp TCPを表示
-u,--udp UDPを表示

ss オプション:ほぼnetstatと同じ

nc ホスト名/IPアドレス ポート番号
NW通信を行うシンプルなコマンド

NWの問題解決時に確認すべきファイル

設定ファイル 説明
/etc/resolv.conf 参照先DNSサーバ
/etc/sysconfig/network-scripts/* NWIFの設定
/etc/network/interface NWIFの設定(Debian)
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