TL;DR
- 社員同士のコミュニケーションを目的とした社内コミュニティを運営している
- 気づいたら100回開催していたのでメトリクスを取ってみた
- せっかくなのでちょっとだけ昔話もする
*この記事はKDDIアジャイル開発センター（KAG)Advent Calendar 2024 vol.1 19日目の記事です。
何をやっているの？
私他数名でKAG OSTという社内コミュニティイベントを運営しています
OST = Open Spece Technology の略です（OST自体の説明は省略します）
OSTは参加者の主体的な議論によって組織課題の検討や課題解決に向けたアクションを決めるためのワークショップ（と理解している）ですが、
このイベントが社内の「チームを超えたコミュニケーションの活性化」を目的として立ち上がったという経緯もあり
具体的な課題解決に繋がらなくても、時には業務と関係のない雑談なテーマであってもウェルカムなスタンスで開催しています
開催形態は完全オンラインでツールとしてZoomとMiroを使用しています
規模や開催方法は違いますが、状況やその時求められていたものはこれに近かったんじゃないかなと思います
メトリクス
当初はこのイベントがここまで継続できるとは思っておなかったのもあり
あまりこのような数字は集計していなかったのですが、いい機会ということで取ってみようと思います
以降出てくる各種統計値は2024/11/30までの開催分を集計したものになります
開催回数 110回
初回開催は 2022/02/25
そこから、原則毎週開催で年40回前後の開催になっています
（祝日や年休取得推奨日、他の社内イベントが優先される場合等おやすみする回がある）
気付いたらちょっと前に100回を超えていました、ちゃんと祝えば良かったと反省
100回開催するうちに今では毎回全社員の１割程度の方々に参加いただけるイベントまで成長しています
ちなみに第1回のマーケットプレースがこちら
開催回数については今までちゃんとカウントを取っておらず、今回社内Slackの全履歴からOSTの開催案内を 3年分遡って手動で 調べました
OSTで話されたテーマ 326件+
KAG OSTではマーケットプレースとしてMiro(ホワイトボードツール)を利用しています
話し終わったテーマは捨てずに溜めているのですが、その付箋が326枚ありました
消化済みテーマ置き場
私は運営やっているのもありほぼ毎回(体感9割前後)参加しているのもあり
思い出せるネタは多いです
予約投稿Botで予約投稿されたテーマ 104件
そもそもOSTで予約投稿ってなんやねんという話ですが
運営初期は参加者が安定せず、運営以外に参加者がいないため解散 みたいなことが起きていました
当時は「まずはOSTに参加してくれる人（興味を持ってくれる人）を増やそう」というフェーズだったので
その解決策の一つとして次回のOSTで出すテーマを事前に告知するBotを作成しました
社内slackでワークフローを使用すると
こんなテキスト入力が
こんな感じで投稿されます
プロト版を作っていた時の記事
https://qiita.com/Static_Novice/items/05a568fa381d2a9d00d6
そんなテーマの予約投稿機能は2023/07/28に公開され
今までに26名のユーザがのべ104件のテーマを投稿しています
参加人数: ???
Zoom(初期はDiscord)で開催している＋途中入退場自由というのもあり
各回正確な参加人数は計測できずおり、後悔していることの一つです
その他の取り組み
アンケートの実施
約1年前より半期に1回のペースでKAG全社に対してKAG OSTについてのアンケートを実施し、集計結果を社内公開しています(無記名＋回答任意)
アンケートについてのモチベーションは以下の通り(企画資料より抜粋)
現在では毎週のイベント参加者も10~20名程度で安定しているが、
さらなる参加者の拡大と、イベントの質向上の為に新たな取り組みを始める必要性があった
運営も長期化している中で運営メンバーが気づけていない課題や解決策に気づく為にも
既存ユーザ・潜在ユーザの両面に対してアンケートを実施したい
## 本アンケートで確認したいこと
(アンケートの内容と各設問ごとの狙いについては後述)
- OSTに関わる項目
- OSTの参加傾向
- 現在まで継続的に参加している
- 以前は参加していたが現在は参加していない
- 参加したことがない
- OST自体を知らない 等
- OSTに参加する/しない理由
- (OSTに限らず)KAGの社内イベントに求めるもの
これまでに2回実施していて、得られた結果を参考にイベントのアップデートや新企画の実施に繋げています
アンケートの目的にも書いていますが、悪く言えば惰性で続いているイベントを(運営の)外から見た意見は定期的に取り込む努力は今後も必要だと思っています
これからのはなし
はじめは上長に集められたプロジェクトチームのひとり、程度の関わりでしたが
100回のうちにイベントのPOを自称するまでになりました
何事も続けてみるもんですね
今では運営のモチベーションが、自分が楽しむためになっています
どうやら私は人と話すことが好きみたいです
誰かに辞めろと言われるか、昔の自分が掲げた条件を踏むまでは、
このイベントに関わり続けようと思います