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Windowsにjupyter notebookを入れてHello,Worldするまでのメモ(Python & Julia)

Last updated at Posted at 2018-05-11

PythonとJuliaをインストールしたときの自分用メモ。

###動機

  • 趣味として数理計算をやってみたい
  • プログラミング経験なし(C++とExcel VBAをちょっと勉強した程度)
  • 趣味なので有料なもの(MATLABやmathematicaなど)などの使用はなるべく避けたい。
  • すこし調べたところ、Pythonが自分の興味分野でよく使われている言語みたい。あと、Juliaという言語がブームらしい。この2つの言語を試してみる。
  • PythonとJuliaのコードを同じエディタで書いてすぐに実行したい。そのためにはjupyter Notebookを使うのがスマートなやり方のようだ。
  • Python環境構築には、Anacondaというディストリビューション(便利グッズ詰め合わせのようなもの)を使う方法が普及している。Anacondaの中にはjupyter notebookも含まれている。

###PC

  • dell inspiron 5559
  • Windows10 64bit

###Pythonの環境構築

  1. Anacondaの配布ページ にアクセス。Anaconda3-5.0.1-windows-x86-64.exeをダウンロードし実行した。

  2. インストールの際、「自分だけ」か「すべてのユーザー」を選択するが、後者を選んだ。保存先はC:\Anaconda3とした。2つのチェックボックスが出るところでは両方をチェックしPATHを追加した(上のチェックボックスをチェックしたら「not recommend」が赤字になって若干怖気ついたけども、ここで環境変数(PATH)を追加しておかないと、Anacondaのコマンドプロンプト以外からPythonを使えないらしい)。

  3. インストール完了までの時間:けっこうかかった。

  4. スタートメニューを開き、Anaconda3内のJupyter notebookを開く。既定のブラウザでJupyter notebookが開く(形としては自分のPC内に仮想のホストサーバ―(localhost:8888)をたててブラウザでそこにアクセスしているらしい)。

  5. フォルダをクリックして自分の練習記録を保存したいフォルダに移動。

  6. ”New▼"ボタンを押し"Python3"をクリック。新しいnotebookファイル(.ipynb)が作成された。

  7. セルにprint("Hello, World!")と入力。

  8. run cellボタン(▶に縦棒がついたやつ)を押すか、Ctrl+Enterで実行。
    20180211200815.png

  9. Untitledをクリックするとファイル名が変えられる(ここではHelloWorld)とした。保存はフロッピーマークのボタンを押す、または、File->Save and Checkpointでできる。

###Julia v0.6の追加
(20180907追記)以下はJulia v0.6を入れたときのメモです。Julia v1.0の追加したときのメモはこちら

1.Juliaのページにアクセス。julia-0.6.2-win64.exeをダウンロードし実行した。
2.インストール。C:\Julia-0.6.2を保存先とした。
管理者権限を持っていない場合、C直下ではなく
Anaconda3の保存先:C:\Users\ユーザー名\Anaconda3
Juliaの保存先:C:\Users\ユーザー名\Julia-0.6.2
あとはそのまま進めた。
3.システム環境変数を追加。コントロールパネル->システムとセキュリティ->システム->システムの詳細設定->環境変数

変数名:JULIA_HOME,値:C:\Julia-0.6.2\bin
変数名:JULIA_PKGDIR,値:C:\Julia-0.6.2\Pkg(Pkgフォルダを新規作成しておく)

(ここで、JULIA_PKGDIRを指定しておかないとPkg.init()のときにユーザーディレクトリの下にパッケージがコピーされる。それだとJupyter notebookからJuliaへのアクセスが上手くいかないみたい)

C:\Users\ユーザー名\に保存した場合は、ユーザーの環境変数を
変数名:JULIA_HOME,値:C:\Users\ユーザー名\Julia-0.6.2\bin
変数名:JULIA_PKGDIR,値:C:\Users\ユーザー名\Julia-0.6.2\Pkg(Pkgフォルダを新規作成しておく)
4.スタートメニューからJuliaをひらく。カラフルなコマンドプロンプトが表示された。
5.「Pkg.init()」と打った。データのダウンロードが始まる。数分かかる。緑色のjulia>が現れたら終わり。
6.「Pkg.add("IJulia")」と入力した。IJuliaライブラリが追加される。時間がかかる。進行度メーターが#で表示されるのかっこいい。
BUILDERRORが出たので、「Pkg.build("IJulia")」と入力しソースからビルドした。
7.途中で止まってしまったのでJuliaを一回閉じ、再度開いて再び「Pkg.build("IJulia")」と入力した。
8.上手くいったようなので、「using IJulia」と入力しプリコンパイル。
9.「notebook()」と入力。Jupyter notebookが開く。Juliaの黒画面は閉じないでそのまま置いておく。
20180211204026.png
10.pythonの時と同様に、任意のディレクトリに移動した。
11.New▼を押してJulia0.6.2が追加されていれば成功。それをクリック。新しいnotebookが作成された。
20180211204345.png
12.セルにprint("Hello, World!")を入力。Ctrl+Enterで実行。
20180211204605.png

###落ち穂拾い

  • Pythonではオブジェクト名の後に"?"をつけるとそれについての情報を教えてくれる。
  • Juliaではオブジェクト名の前に"?"をつけるとそれについての情報を教えてくれる。
  • jupyter notebook上でEsc→hを押すとショートカットが見られる。
    • Tab コード補完
    • Shift+Enter セルを実行する、1つ下のセルを選択する。
    • Ctrl +Enter セルを実行する。
    • Alt +Enter セルを実行する、1つ下にセルを挿入する。

参考文献

黒木玄,WindowsでJuliaをJupyterから使う
Daisuke Furihata,自分の PC にインストール · julia について

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