1 目的
はじめてのQiita投稿かつ社会人1年目ということで、簡単にはなりますが最近読んだ本の紹介をさせていただきます。
書籍名:はしゃぎながら夢をかなえる簡単な法
著者:本田晃一
2 本/筆者の紹介
この本は筆者のオーストラリア大陸横断中での経験や、たくさんの投資家・経営者から聞き集めた夢をかなえるノウハウが詰め込まれています。
「お金を稼ぐ方法」に聞こえる部分もありますが、根本のテーマは「どうやったら自分も周りも幸せになりながら夢を一番楽にかなえられるか」ということです。
3 本の選定理由
1. 実家の本棚で発見し、「夢をかなえる=目標設定」、もっと先のキャリアへの新しいアプローチが得られるかもと感じたため。
2. プロローグと目次を少し試し読みして、自身のセルフコントロール能力の向上に役立つのではないかと感じたため。
4 セルフイメージを高める
まず、夢をかなえるにはまず心構え・マインドセットが大切だそうです。
「頑張らないと、しんどい思いをしないとこの夢はかなえられない!」と思っているとその方法しか取れなくなります。しかし、楽しみながら周りの景色を見ながら楽にその山を登ることもでき、どちらにするのかは自分自身の選択だと本には書かれています。
自分でイメージしていること、つまりセルフイメージを高めることがまず重要とのこと。
本に書いている様々なセルフイメージを高める方法のうち、私が参考にしたいと感じたものを2点を共有させていただきたいと思います。
4.1 1つ目:自分をねぎらってあげる練習をする
この本にあったセルフイメージを高める方法は、自分のダメな部分にOKを出す、自分自身を受け入れるなどが多くありました。しかし私にはハードルが高く、分かっていてもできないという段階で止まっていました。
そんな中で私がこれならできるかも!と感じたのが「自分をねぎらってあげる練習」です。
4.1.1 ねぎらう方法
具体的な方法としては、なんでもいいから些細なことでもいいからとりあえずほめる。ほめられなければハードルを下げてほめていく。他にも、日ごろ自分に買わないようなものを自分に買って贅沢をするのも良いそうです。
そうやって低い自分にOKを出していけるようになっていくと「ダメな自分」を自分で受け入れらえるようになっていくという理屈です。
本には、「自分の自分への扱い=社会から受ける自分への扱い」とあり、確かにそうかもと感じました。いくら回りが褒めて評価をしてくれていても、自分自身が受け取れる状況でないといつまでたっても受け取れる上限は上がりません。自分がまず自分のことを評価してあげないと幸福感は変わらないのだと気づきました。
4.2 2つ目:フィルターの後ろ側を見る
一つ目のセルフイメージを高める方法は、自分が自分を見る・評価するというケースでしたが、二つ目は自分が周りを見るケースです。
4.2.1 ネガティブな感情の根っこ
本には、物事はつねに「フィルター」を通してゆがんで入ってくる。この「フィルター」は私たちの経験や親からの影響でできていて、フィルターを通る前のネガティブな感情の根本は自分の意欲や理想であり、それは綺麗な感情。なので、その綺麗な感情に焦点を当てると自分や周りを褒めたり認めたりできると書いてあります。
例えば、イライラの根っこにはこうしたいという「意欲」、嫉妬の後ろには自分もそうなりたいという「理想」、落ち込んでいる気持ちの後ろには「上向きに行きたい」気持ちが隠れているというような感じです。ですので、誰かが自分にそのような嫌な感情を向けてきても、「この人は向上心かあるのだな」と受け入れられるようになります。
4.2.2 自分に嘘を付かない
これなら私もできると感じた理由は、自分に嘘を付かなくてよい方法だったからです。今まで私は無理やりポジティブになろうとか自分を認めようとしても、心のどこかで「違うのに」「本当は思ってないのに」という感情が残ってしまって、ポジティブに考えられない自分をさらに否定してしまいました。しかし、この方法は物事をとらえる深さを変えているだけなのでウソではないと考えることができました。
5 終わりに
今回紹介した二つは「自分の自分への扱い」と「周りを見るフィルター」について焦点を当てたお話でした。
5.1 感想
今回得たことを踏まえて昔を振り返ってみると、私が大学時代の友人と母と話している時、小さい時からずーっと幸福感が変化しない、出来る事も悩んでいる事のレベルも上がっているはずで、自分もそれを自覚しているのになんでなんだろうねという話になったことを思い出しました。
今思えばこれは自分が周りをフィルターを通して見ていて、せっかくもらった評価を受け取っていなかったのだなと感じます。
今回紹介したのはこの本のほんの一部で、他にも「そもそも掘り」「自己重要感」「仕事ができる、と人生が豊かになる、は違う」などの面白い内容がたくさんありました。これらの内容に関してはもっとキャリアを踏んだ方により参考になるのではないかと感じました。また、単に経験談として読むだけでも面白いと思うので興味がある方は是非読んでみてください。