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【AWS Amplify】functionの環境変数 "API_XXXX_GRAPHQLAPIENDPOINTOUTPUT" がデフォ値 "apixxxxGraphQLAPIEndpointOutput"になってしまう問題を無理矢理にでも解決する方法

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この記事の対象となる方

  • AWS Amplifyを使用して、Lambda(function)を作成しデプロイしている
  • Lambda(function)にAppSync(api)を叩く権限を与えたい
  • さらにLambda(function)にDynamoDB参照・更新などの権限を与えたい
  • しかし巧く行かない
    • 作成される環境変数API_XXXX_GRAPHQLAPIENDPOINTOUTPUTがヘンなのでAppSyncのエンドポイント取得に使えない…。

問題の中身

基本的に、amplify add functionamplify update functionコマンドから? Do you want to configure advanced settings?yesを選択し、

 ◉ auth
 ◉ storage
 ◯ function
❯◉ api
 ◯ custom

こんな感じで選択すれば、それぞれのリソースへの権限が解決されるはずです。

自動でIAMロールが付与されるので、Lambdaのコード内でAppSyncを使用する際に殆ど意識する必要がないのはホントに素晴らしい( 環境変数のAWS_ACCESS_KEY_IDAWS_SECRET_ACCESS_KEYAWS_SESSION_TOKENAPI_XXXX_GRAPHQLAPIENDPOINTOUTPUTを使えば万事OK。あ、api側にIAMによるアクセスを許可する必要はありますよ )・・・ですが・・・。

デプロイすると、Lambda内で使いたい環境変数API_XXXX_GRAPHQLAPIENDPOINTOUTPUTが、何故かデフォ値のapixxxxGraphQLAPIEndpointOutputになってしまうのです。デプロイ後のコンソールを見ると、https://xxxxxxxx/graphqlではなく、エンドポイントに使えない文字列が入っています。
スクリーンショット 2022-11-30 10.57.34.png
ちなみに、amplify-cliのバージョンは10.5.1です。
image.png

結論から

解決方法は以下のとおりです。

  1. とりあえずamplify add functionamplify update functionコマンドで一通り権限を付ける。
  2. 辛いけど{project}/amplify/backend/backend-config.jsonを編集。GraphQLAPIEndpointOutputを追加する。
    "funcXXXX": {
      "build": true,
      "providerPlugin": "awscloudformation",
      "service": "Lambda",
      "dependsOn": [
        :
        :
        {
          "category": "api",
          "resourceName": "{your-api-name}",
          "attributes": [
            "GraphQLAPIIdOutput",
    +       "GraphQLAPIEndpointOutput" ←← これを追加!!!
          ]
        },
        :
        :
      ]
    },
    
  3. さらに辛いけどamplify env checkout {your-env-name}を実行する。
    • この手順がないと{project}/amplify/backend/backend-config.jsonの編集内容が{project}/amplify/backend/amplify-meta.jsonに反映されない。
  4. amplify pushでデプロイする。

すると、ちゃんとエンドポイントらしい文字列が入ります👏👏

スクリーンショット 2022-11-30 11.24.34.png

漁ったIssue

  • 巧く行かない vs ちゃんとできたけど → amplify-meta.jsonを手で直せ
    • ※ 言うまでもないですが、amplify-meta.jsonはバージョン管理外にすべきですし、手で修正してはならないと公式で謳われています。

  • backend-config.jsonamplify env checkout {your-env-name}の実行でamplify-meta.jsonに反映されるよ😡

この不具合(?)を再現するポイント

普通にamplify add functionamplify update functionでapiへの権限のみを付与すると、GraphQLAPIEndpointOutputにちゃんとエンドポイントの文字列が設定されます。

Issueのコメントに出ていた「巧く行った」パターンは恐らくこれです。

ところが、storageのうち、DynamoDBのTableに対する権限を付与すると、突然backend-config.jsonからdependsOnGraphQLAPIEndpointOutputが消失してしまうのです。恐らくamplify-cliのバグなのですが、特に修正されないまま放置されているようです。

今のところ、API_XXXX_GRAPHQLAPIENDPOINTOUTPUTの環境変数を、AppSyncのエンドポイントとして使おうと思うと、この方法でしか解決できそうにないです…。

それでは皆様、良いAmplifyライフを。

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