中途半端にIT知識がある人が基本情報技術者試験の合格ラインを突破した方法5選
はじめに
私はこちらの自己紹介の通り、ほとんど未経験で何も知らないものです。
ですが、大学生の時にIT企業でインターンをしていたので、少しだけITに関する概要は理解していました。
そんな私が7/20に基本情報を受けて合格ラインを突破しました!
この記事では、私が基本情報技術者試験に合格するまでに行った、具体的な学習アプローチをご紹介します。特に「効率的に学習を進めたい」「ある程度ITの知識はあるが、どこから手をつければ良いか分からない」という方に、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
▼ 目次
- 科目A試験:過去問演習は「8割超え」を目標に。不明点は動画で補強!
- 科目B試験(アルゴリズム):過去問より「プログラミング」の実践を!
- 科目B試験(セキュリティ):専門知識よりも「長文読解力」が鍵
- 学習戦略:勉強すべき「範囲」と「深さ」を見極める
- 学習のパートナー:「AI」を最大限に使いこなそう!
1. 科目A試験:過去問演習は「8割超え」を目標に。不明点は動画で補強!
科目A試験の対策は、過去問題の周回が基本戦略です。繰り返し解くことで、出題の傾向を掴むことができます。
ただし、注意点があります。それは、分からなくても答えを丸暗記してしまう「パターン学習」に陥ることです。私の場合は「ネットワーク」と「2進数の計算」が苦手分野で、最初は答えを覚えるだけになっていました。これでは、本番で少し問い方が変わっただけで対応できなくなり、非常に危険です。
そこで、理解が曖昧な分野に絞って、基礎から学び直すことを徹底しました。
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学習方法:
- YouTubeの解説動画: 専門家が図解などで分かりやすく説明している動画は、理解の助けになります。
- Webサイトでの独学: 参考書を買うのも良いですが、特定のキーワードについて深く調べるならWeb検索で十分な情報が得られます。
まずは過去問を解いてみて、苦手分野を特定し、その部分だけを集中的に対策するのがおすすめです。
ちなみに参考にしていたYoutubeはこちらです!!
2. 科目B試験(アルゴリズム):過去問より「プログラミング」の実践を!
科目Bのアルゴリズム問題は、データの流れを正確に追う力が求められます。この対策として、私は過去問を解くよりも、実際にプログラミングを学ぶ方が効果的だと感じました。
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プログラミング学習のメリット:
- 処理の流れが「体感」できる: 紙や頭の中だけで考えていたデータの動きを、実際に手を動かし、コードを実行することで、具体的かつ正確に理解できる
- AIとの学習が捗る: 自分でコードが書けると、「この処理の類似問題を生成して」とAIに依頼し、無限に練習問題を手に入れることも可能
過去問の疑似言語に慣れることも大切ですが、根本的な処理の流れを理解するには、プログラミングの実践が一番の近道だと考えています。
3. 科目B試験(セキュリティ):専門知識よりも「長文読解力」が鍵
セキュリティ分野の問題は、一見すると専門用語が多くて難しそうに感じます。しかし、実際の問題をよく読むと、答えのヒントが問題文中に隠されていることが少なくありません。
もちろん最低限の用語理解は必要ですが、それ以上に 「長文を素早く、かつ正確に読み解く能力」 が問われます。セキュリティの知識を詰め込むことよりも、何が問われているのかを正確に把握する能力の方が大事です。
そのため、こちらは過去問題に少し触れて、長文を早く解く練習をお勧めします!
(専門知識は科目Aを勉強すると自然に覚えます。)
4. 学習戦略:勉強すべき「範囲」と「深さ」を見極める
合格のためには、自分の得意・不得意を見極め、学習リソースを戦略的に配分することが非常に重要です。
私の場合、インターンシップでの実務経験や経営学の知識があったため、「マネジメント分野」と「ストラテジ分野」は、特に勉強しなくても安定して8割程度の正答率でした。
そこで、学習時間のほぼ全てを苦手な 「テクノロジ分野」に集中投下 しました。
また、科目B試験については、プログラミング経験があったため、アルゴリズムはサンプル問題を数十問解く程度に留め、情報セキュリティ分野の対策に絞りました。
まずは一度、時間を計って過去問を解いてみてください。そして、自分の実力を客観的に把握し、 「どこに時間をかけるべきか」 という学習計画を立てることから始めることを強くおすすめします。
5. 学習のパートナー:「AI」を最大限に使いこなそう!
今回の試験対策で、最も強力な学習パートナーになったのがAIでした。
基本情報技術者試験で問われる内容は、確立された知識が中心であり、AIは非常に高い精度で正確な情報を提供してくれます。
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具体的なAI活用例:
- 不明点の解説: 「この専門用語を、初心者にも分かるように説明して」
- 解答の深掘り: 「なぜこの選択肢が正解になるのか、論理的に説明して」
- 練習問題の作成: 「○○のテーマで、オリジナルの練習問題を作って」
AIと対話しながら学習を進めることで、参考書を何冊も読むより効率的に知識を定着させることができました。AIと以下に勉強するかは大事な要素だと思うので
「分からなかったらAI!」ぐらいでいいと思います!
最後に
ここまで見てくださってありがとうございました。
基本情報はネットでは「いらない」「金にならない」などネガティブな意見も散見されやすい資格ですが、基本情報をとった上で実務のインプットをすると、点と点だった部分が線に繋がる瞬間があってやってよかったなと思う時があります。
なので、決して無駄な経験ではないです!
皆さんもこれを機に実務の経験を活かして基本情報を取ってみてはいかがでしょうか?
何か意見がありましたら、Qiitaのコメント欄にてお願いします!
