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Django プロジェクトの始め方覚え書き(ローカルで Django の Welcome 画面が見れるまで)

Last updated at Posted at 2021-06-10

Django プロジェクトを何度か立ち上げたので、自分用に立ち上げ方の作業を残しておきます。

環境はローカルが Windows10、本番が Ubuntu + Apache です。プロジェクト名をmypro、アプリ名をmyappとします。

今回はローカルで Django の Welcome 画面が見れるまでを記載します。

仮想環境の立ち上げ(venv)

Python の仮想環境で有名なところですと、venvvirtualenvがあります。

venvは Python3.3 以降では標準パッケージになっており、非常に使いやすいです。
venvvirtualenvの最も大きな違いと私が認識しているのは、

  • venvは Python のパッケージ内のため Python 自体のバージョン管理ができない
  • virtualenvはサードパーティのため Python 自体のバージョン管理ができる

というところかなと。

現状、私は基本的には Python3.x で全て作っているので、簡単に使えるvenvを使用することにします。

$ mkdir mypro
$ cd myapp
$ mkdir myvenv
$ py -m venv myvenv
$ myvenv\Scripts\activate

1行目でプロジェクトのディレクトリ作成、2行目でプロジェクトのディレクトリに移動、3行目でvenvで作成する仮想環境のディレクトリを作成、4行目で仮想環境を作成、5行目で仮想環境立ち上げです。

Django のインストール

次にDjango のインストールをします。ディレクトリは ~/myproです。

$ pip install --upgrade setuptools
$ pip install --upgrade pip
$ pip install django
$ django-admin startproject mypro .

1, 2行目でsetuptoolspipを最新版に更新し、2行目でdjangoのインストール、3行目で Django プロジェクトを立ち上げています。

現状はこのようなディレクトリ構成になっているはずです。

mypro/
│  manage.py
├─mypro/
│      asgi.py
│      settings.py
│      urls.py
│      wsgi.py
│      __init__.py
└─myvenv/

settings.py の設定

mypro/settings.pyを修正します。

日本の環境に合わせる

言語と時間を日本に合わせます

settings.py
LANGUAGE_CODE = 'ja'
TIME_ZONE = 'Asia/Tokyo'

本番用に環境変数を導入をする

ローカルと本番用で環境をわけるために、環境変数を導入します。

秘密キーなど、知られてはならないものもこちらに書きます。最終的にサーバー側でも作成する必要があるものです。

django-environ をインストール

$ pip install django-environ

settings.py を修正

settings.py
from pathlib import Path
import os
import environ

BASE_DIR = Path(__file__).resolve().parent.parent
env = environ.Env()
env.read_env(os.path.join(BASE_DIR, '.env'))
SECRET_KEY = env('SECRET_KEY', str)
DEBUG = env.get_value('DEBUG', bool)
if DEBUG:
    ALLOWED_HOSTS = []
else:
    ALLOWED_HOSTS = ['*']

.env を作成

manage.pyと同じディレクトリに.envファイルを作成し、settings.py内のSECRET_KEYを移す。

.env
DEBUG=True
SECRET_KEY=xxxxxxxxxx

空白があったり'などがあるとエラーになるので注意。

この.envをGitHubなどにアップしてしまうと大変なことになります。私は問い合わせのためのメールアドレスのパスワードをあげてしまって、数分後に気づいてすぐ削除しましたがとてつもない量のスパムメールを送信し始めてしまって、慌ててパスワードを変更した覚えがあります。

本番環境ではDEBUG=Falseとします。

runserver でエラーがないことを確認

ここまでで、ローカル環境で django のウェルカム画面が出ることを確認します。

$ py manage.py runserver

エラーがないと、下記のメッセージが出ます。

Starting development server at http://127.0.0.1:8000/

http://127.0.0.1:8000/にアクセスし、下記の画面が出てこれば成功です。
django_welcome.png

次回はこちらをサーバーに移して動かすところを書きますね!

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