Microsoft 365 のビジネスや教育サブスクリプションを持っていれば、追加料金なしで利用できる Copilot Chat(=無償/標準版)で、アプリ内(Word, Excel, PowerPoint, Outlook, OneNote 等)のチャット機能が順次展開中です。
✅ 無償版でできること(2025.9時点)
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Word / Excel / PowerPoint / Outlook / OneNote に対応
アプリ内のサイドペインやチャットから Copilot Chat を呼び出せます -
開いているファイルのサポート
Word 文書や Excel シートを開いた状態で、Copilot Chat に「要約して」「表を整理して」などの依頼が可能 -
ファイルアップロードでの活用
PDF・Officeファイルなどをアップロードして要約・翻訳・要点抽出が可能 -
画像生成
プレゼン資料や社内報用のイラストを生成するなど、画像生成も標準機能で利用できます -
一般知識・タスク支援
文章作成、翻訳、構成案作成、数式の生成など、基本的なAI支援が利用可能
🚫 無償版の制限・できないこと(2025.9時点)
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組織内データの自動参照はできない
OutlookのメールやTeams会議メモ、SharePointファイルなどを自動で読み取って応答に使うことは不可 -
優先アクセスなし
利用が集中する時間帯には応答速度が遅くなったり、ファイル処理・画像生成で制限を受ける可能性あり -
高度なアプリ統合は不可
WordやExcel内で「直接データを参照して高度な処理を自動化する」といった機能は、有料 Copilot ライセンスが必要 -
管理者の設定が必須な場合がある
テナント管理者が Copilot Chat をピン留め/有効化していないと、ユーザーがアプリ内からアクセスできないことがあります
💡 ポイントまとめ
- 無償版でも Word / Excel / Outlook でAI要約や文章生成を試せる
- ただし 「社内データを勝手に読んでくれる」ことはない
- 業務データ統合・優先アクセスを含めたフル機能を使いたい場合は、有料の「Microsoft 365 Copilot」ライセンスが必要