この記事は、IBM Cloudを使い始めの方に向けて書いています。
IBM CloudのVPC(Virtual Private Cloud)上にVSI(Virtual Server Infrastructure)を構築して、外部から接続するために、Floating IPを使用している場合の注意点となります。
このVSIリソースが必要なくなった場合、リソースの解約をして費用を削減するわけですが、このリソース削除の手続きの中にFloating IPに関連する項目が出てきません。Floating IPは、他のリソースでも共通に利用できるため、一概に削除することは好ましくないのですが、ついつい不要なFloating IPの解約を忘れてしまい、課金し続けられてしまうことがあります。
このようなことを避けるために、VSIを解約する際には、Floating IPについても確認するようなプロセス改善を提案しています。実現するかは不明ですがそれまではユーザーは気にかけておく必要があります。
FloatingIPの利用状況は、下記の画面にて、確認可能です。
状況の部分がアンバインド済みとなっているもの、対象デバイスが記載されていないものが、デバイスと紐づいていないIPです。
https://cloud.ibm.com/infrastructure/network/floatingIPs
