Laravelの学習中、ResourcefulとRESTfulについて触れることがあり、それぞれどういう仕組みなのかを簡単にまとめます。
前提
ResourcefulとRESTfulも、ルーティングの設計パターンに関連する概念である。
Resourceful
Resourcefulなルーティングでは、Route::resource('名前', 'コントローラ名')
という形式でルーティングを定義する。これにより、CRUD操作に対応する一連のルート(GET、POST、PUT、DELETE)が自動的に生成される。
## これだけCRUDに対応するルートが自動的に生成される。
Route::resource('books', 'BookController');
RESTful(Representational State Transfer)
Webアプリケーションの設計原則であり、リソースを表現し、HTTPメソッドを使用してそのリソースに対する操作を行う方法を定義する。
ResourcefulもRESTfulも、同じ結果をもたらすことがある。
例えば特定の本を取得する操作を行う場合。
Route::resource('books', 'BookController');
Route::get('/books/{id}', 'BookController@show');
特定の本を削除する操作を行う場合。
Route::resource('books', 'BookController');
Route::delete('/books/{id}', 'BookController@destroy');
Resourcefulのルート内容はどちらも同じ。
Resourcefulは、Resourcefulのルーティングを使用することで、CRUD操作に対応するルートが自動的に生成される。これにより、コードの量を減らすことができるメリットがある反面、必要としない操作のルートも生成されてしまう。また、特定のルートに制限を加えたい場合や、カスタムのルートを追加したい場合には、手動でルートを定義する必要がある。
RESTfulは、Resourcefulなルーティングよりも柔軟性がある。RESTfulなルーティングを使用する場合、必要なルートを手動で定義する必要があるが、その分、より細かい制御が可能である。
基本的なCRUD操作に対応するルーティングを使用する場合、Resourcefulなルーティングが便利だが、より複雑なルーティングや特定の制約を持つ場合、RESTfulでルートを定義することが適切かもしれない。
※Resourcefulなルーティングは、CRUD操作をシンプルに表現するための手法であり、RESTfulなルーティングは、リソース指向のアーキテクチャスタイルに基づいたルーティングの手法である。
したがって、ResourcefulなルーティングとRESTfulなルーティングは、異なる概念であるため、比較することはできない。それぞれのルーティングスタイルは、プロジェクトの要件や目的に応じて決められる。