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CircleCIでFuelPHPのテスト自動化

Last updated at Posted at 2016-08-14

CircleCIでFuelPHPのテスト自動化

はじめに

今時テスト自動化なんて当たり前だが、うちのチームではやっておらず以下の課題があった。

  • 個人の環境によってテストが通らないことがある
  • テストをし忘れることがある(したという証拠がない)

サクッと自動化できないかと思い、CircleCIでためしてみた。

構成

  • FuelPHP 1.7
  • PHP 5.6

CircleCIとは?

他の人の見た方が早いので簡単に・・・

  • SaaS型のCIサービス
  • 他にもTravis CIとかある
  • StackShareみてるとSolano CIの広告が最近でている

プロジェクトの追加

https://circleci.comGitHubアカウントでログイン後以下を行う。

circle_ci.png

ビルド一覧の説明

circle_ci_build.png

ビルドの方法

  • リポジトリのrootcircle.ymlを置く
  • circle.ymlにはテストするための準備(composerだったり、ddl流したり)やテストコマンドを記述する
  • PHPのバージョンなども指定できたりする
circle.yml
test:
  override:
    - php oil test --exclude-group=integration,Format
machine:
  php:
    version: 5.6.14
database:
  post:
    - mysql -u root < $HOME/$CIRCLE_PROJECT_REPONAME/ddl/mysql/setup.sql
    - mysql hoge_test -u root < $HOME/$CIRCLE_PROJECT_REPONAME/ddl/mysql/create_table.sql
    - psql -U postgres -f $HOME/$CIRCLE_PROJECT_REPONAME/ddl/postgres/setup.sql
    - psql -d hoge_logs_test -U postgres -f $HOME/$CIRCLE_PROJECT_REPONAME/ddl/postgres/create_table.sql
    - psql -d hoge_logs_test -U postgres -f $HOME/$CIRCLE_PROJECT_REPONAME/ddl/postgres/create_table2.sql
    - FUEL_ENV=test php $HOME/$CIRCLE_PROJECT_REPONAME/oil refine migrate -all

上記の例だと、

  • databaseでテストに必要なスキーマを流している(CircleCIにはMySQLとPostgresが存在)
    • マイグレーションもここでしている
  • machineで使用するマシンのPHPのバージョンを変更している
  • testでテストコマンドを流している

composer installについてはcomposer.jsonがあるためか、CircleCiが自動で検知して使用してくれているため記述しない。

ddlを使用している理由としては、そもそもmigrationはあるが、初期のdatabasetableの作成する部分がない。ただ、ddlがあるためそれを使用している。

build.png

実際の動きはこんな感じ。

  1. composer install
  2. database
  3. test

という順番で動いてる。

スクリーンショット 2016-05-09 15.43.41.png

テスト結果。

いつもはFormat(FuelPHPのCoreのテスト)も一緒にテストしているのだが、マシンによっては修正が必要なため今回はスキップしている。(1.8では修正済み)
https://github.com/fuel/core/pull/1946/files

詰まったところ

スキーマの作成

ERROR 1231 (42000) at line 454: Variable 'time_zone' can't be set to the value of 'NULL'

ローカルのスキーマをインポートした際に出たエラー。

/*!40103 SET TIME_ZONE=@OLD_TIME_ZONE */;

/*!40101 SET SQL_MODE=@OLD_SQL_MODE */;
/*!40014 SET FOREIGN_KEY_CHECKS=@OLD_FOREIGN_KEY_CHECKS */;
/*!40014 SET UNIQUE_CHECKS=@OLD_UNIQUE_CHECKS */;
/*!40101 SET CHARACTER_SET_CLIENT=@OLD_CHARACTER_SET_CLIENT */;
/*!40101 SET CHARACTER_SET_RESULTS=@OLD_CHARACTER_SET_RESULTS */;
/*!40101 SET COLLATION_CONNECTION=@OLD_COLLATION_CONNECTION */;
/*!40111 SET SQL_NOTES=@OLD_SQL_NOTES */;

上記の内容がdumpの最後に追加されておりここらへんを削除するとエラーは消える。
https://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/ja/sql-mode.html
mysqlのバージョンによってグローバルの設定が異なるせい?
スルーしてます。

FuelPHPのテスト時の環境変数

php oil test

だとapp/config/testディレクトリをみにいってしまうため、

FUEL_ENV=circle_ci php oil test --exclude-group=integration,Format

こんな風にしたいが、普通にやるとできない。

fuel/core/phpunit.xmlの設定で<server name="FUEL_ENV" value="test"/>があるせいで、上書きできないらしい。
なので、解決方法としては、

  • fuel/app/phpunit.xmlにコピーしたあとに、<server name="FUEL_ENV" value="test"/>を削除すればできる。
  • ただ、これは間違いを防ぐためのものである可能性があるため、今回はconfig/test/db.phpの中で条件分岐することで対応した。

良かったところ

  • 皆がテストを意識するようになった
  • CircleCIが終わるのを待ちどうしくなった
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