はじめに
BPからポストプロセスを動的に切り替える方法について、あまり情報が見当たらなかったので書いておきます。
UE4.25.3を使用しています。
今回の例では、キャラクターの移動中のみポストプロセスのビネット効果が効くようにしています。
ポストプロセスの切り替えは以下動画のような感じです。
ビネット効果で視野を制限することでVR酔いを軽減できるらしいので試してみたところ、FirstPersonCharacterの視点でも若干軽減されたような気がする
— 高浜 (@SatoshiTakahama) September 20, 2020
しかし、Mobile HDRを有効にしないとポストプロセスは効かないので、OculusQuestでは処理落ち発生してしまい使うのは厳しいかな pic.twitter.com/pLKcRY3UVR
環境
Windows10
UnrealEngine 4.25.3
切り替える方法の例
以下はポストプロセスの有効・無効を切り替えている部分のBPの抜粋になります。
・処理の流れは、Camera => Get PostProcessSettings => PostProcessSettingsにメンバを設定 => Set PostProcessSettings
・"PostProcessSettingsにメンバを設定"ノードは、配置した後、右クリックでどの設定をピンに出すかを選ぶことで、任意のポストプロセスを設定することができます。今回はVignette Intensityを選択してビネット効果を切り替えています。
・画面上では"PostProcessSettingsにメンバを設定"ノードが2個ありますが、上側のノードは移動中にビネット効果を有効な設定に、下側はビネット効果を無効な設定にしています。