初めに
今回はVjを始める際に必要そうなUnityでのMIDI対応とDMX512対応をしてみました。
MIDIの方は結構参考サイトがあったので特に説明しません どちらかと言えばDMXの方がメインになります
MIDIとは
MIDI（ミディ、Musical Instrument Digital Interface）は、日本のMIDI規格協議会（JMSC、現在の社団法人音楽電子事業協会）と国際団体のMIDI Manufacturers Association (MMA) により策定された、電子楽器の演奏データを機器間でデジタル転送するための世界共通規格。物理的な送受信回路・インタフェース、通信プロトコル、ファイルフォーマットなど複数の規定からなる。（Wikipediaより）
DMXとは
DMX512は米国芸術技術協会(USITT)が発端となり改訂されてきたデジタル信号の通信規格です。1本のデジタルケーブルで512チャンネル分の照明制御データのやり取りが可能で、また各チャンネルの信号を256段階で制御することができます。
動作環境
Unity5.5.0
Windows10
OSX 10.11
今回使ったもの
MIDI
DMX512
DMXコントローラー
今回は日本のサイトで買った物でしたが、海外で買ったほうが安かった；；https://www.enttec.com/?main_menu=Products&pn=70304&show=description
DMX変換ケーブル 5pinオス-3pinメス
完品だと高いので自作した方が安上がり
DMXデバイス（照明）
テスト用に買ったので最低限DMXで制御出来て安いものをチョイス
MIDIのセットアップと動作確認
こちらを参考させてもらったので特にこちらでは説明しません とりあえず デモシーンさえ動けばok!
参考サイト
デモプロジェクト
DMXセットアップ
マニュアルを見ながら進めます
ドライバーを入れる Macはドライバーを入れる必要ないです
PCとDMXコントローラーを繋げる
DMXコントローラーが繋がっているポート番号を確認する
照明側のセットアップ
DMXデバイスには必ず仕様みたいのがあり 直接デバイスを触ってモード変更（DMXモードにするかしないかなど）をする事ができます。機種によって様々なので事前に調べておく必要があります。
今回はDMXしか使わないので１、１０をONにして他はOFFにしておきます。
DMX動作テスト
ENTTEC DMX USB Pro には動作を確認する為のツールみたいな物があるので下記のURLから
任意のOSのアプリケーションをダウンロードしてきて実行する
http://www.enttec.com/?main_menu=Products&pn=79003
DMXコントローラーに照明が繋がっている状態でPCにつなげて、「Find Device」をクリックすると
「DMX USB PRO ~~~~」が出てきて、それをクリックすると接続は完了です
次にデバイスファームウェアを更新します
画像のように緑チェックが入ればokです
次に実際にフェードを動かして照明をつけます
タブからDMX Sendを選び、 SourceのFromeFadersを選び
あとは、照明の仕様にしたがってフェーダーを上げ下げして、照明が変化すればokです
例 DMXデバイス（照明）の場合１を５０、２を１０にすれば赤く光ります。
Windowsは公式が出しているローカルで使えるアプリもあるのでお好みで使えばいいと思います
UnityとDMXを繋げる
基本下記のURLを元に進めていきます
http://wiki.etc.cmu.edu/unity3d/index.php/DMX_Board
事前にDMXのアセットをプロジェクトにエクスポートするのとDMXと繋がっているシリアル番号を調べときます。
OSによってシリアル番号が違うので注意する
http://wiki.etc.cmu.edu/unity3d/images/1/13/DMX.zip
・プラットフォームを PC, Mac & Linux Standalone にする
・Api Compatibility Level を.NET 2.0にする
動作部分はサンプル見た方が早いと思うのでgithubにmidiとDMX対応したものをあげましたのでそちらを参照してください
シリアル番号を入力すれば動作するようなサンプルになっています。
https://github.com/SatoSeiichi/VjKit
UnityとMIDIとDMX 連携テスト pic.twitter.com/5GF4NhOGKM
— SASE (@SaseKubrick) 2017年1月8日
以上もしわからない事があればコメントをください