オープンソースのシミュレーションソフトを使って流体構造連成シミュレーション(FSI;Fluid Structure Interaction )をした結果を動画で紹介します.
FSIは,流体解析(CFD)と構造解析(CFD)を組み合わせた計算のことです.
適切にシミュレーションを行うにはCFDとCAEの両方の知識が必要なため,CFD単独やCAE単独に比べると事例がなかなか見つかりません.
厚さの無視できる薄い板をシミュレーション解析するとき,流体解析(CFD)ではバッフル要素,構造解析(CAE)ではシェル要素でモデル化します.
FSI自体の事例がCFD単独やCAE単独と比べて少ないうえに,構造体がソリッド要素になっている事例がほとんどで,商用ソフトを含めてバッフル要素/シェル要素を使ったFSIの事例は少ないようです.
オープンソースを使ったバッフル要素/シェル要素を使ったFSIの事例はこれまで見つからず,おそらく初めての事例だと思います.