初めての投稿なので、至らぬ点があるかと思いますが、温かい目で見て頂ければ幸いです。
EXCELで課題管理を行っていますが、プロジェクトメンバー共有で使っています。
誰かが開きっぱなしだったりすると編集出来なくてちょっと面倒です。
今回はNode.jsとSQLiteを使って、誰でもいつでも課題管理への登録が出来るようなものを目指して作ってみました。
環境はWindows10で行っています。
使うもの
私が動作を確認した構成は以下の通りです
- npm:6.4
- Node.js:8.xx
- Express:4.16
- SQLite:3.22
SQLiteのインストール
公式サイトに行ってダウンロード&インストールを行ってください。
DBとテーブルの作成
今回はToBe方式での課題管理を行うことを想定し、以下のカラムを用意します。
- 課題
- 理想の姿
- 理想とのギャップ
- 解決策
インストールフォルダをカレントディレクトリにします。
まずDBを作りたいので、以下のコマンドを発行します。
sqlite3 kadai.db
次に課題の記録用にテーブルを作ります
create table kadaitable(id integer PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,kadai text,risou text,gyappu text,kaiketsu text)
カラムは以下のような定義にしました。
- id (キー項目&オートインクリメントで自動採番にしました)
- kadai(課題)
- risou(理想の姿)
- gyappu(理想とのギャップ)
- kaiketu(解決策)
実際はかっこいいカラム名とかにして貰えればと思います。
作り終わったらCtrl+cでSQLiteから抜けて、コマンドプロンプトを閉じてください。
Node.jsで課題管理表の雛形を作る(Express)
今回は「kadai」というフォルダを作成して、そこに作っていく想定で説明します。
kadaiフォルダをカレントに設定し、Nodeコマンドプロンプトで必要な以下のパッケージをインストールします
# Express-Generator
npm i express-generator
# SQLiteのモジュール
npm i sqlite3
トップページを作る
トップページには以下の物を作ります
- タイトル
- 課題登録画面遷移リンク
- 課題表
レイアウト等は自分であまり考えたくないので、CDNのBootstrapを利用しました。
viewsフォルダのindex.ejsを以下のように編集します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<!-- Bootstrap CSS -->
<link rel="stylesheet" href="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.2.1/css/bootstrap.min.css" integrity="sha384-GJzZqFGwb1QTTN6wy59ffF1BuGJpLSa9DkKMp0DgiMDm4iYMj70gZWKYbI706tWS" crossorigin="anonymous">
<head>
<title>課題管理表</title>
<link rel='stylesheet' href='/stylesheets/style.css' />
</head>
<body>
<div class="container">
<div class="row">
<div class="col">
<h1>課題管理票</h1>
</div></br>
<div class="col-md-12">
<a href="/write">新規追加</a>
<br>
</div>
<br>
<table class="table table-bordered">
<thead class="thead-dark">
<tr>
<th scope="col">No</th>
<th scope="col">課題</th>
<th scope="col">理想の姿</th>
<th scope="col">理想の姿とのギャップ</th>
<th scope="col">解決策</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<% for(var i=0; i<posts.length; i++) {%>
<tr>
<td><%= posts[i].id%></td>
<td><%= posts[i].kadai%></td>
<td><%= posts[i].risou%></td>
<td><%= posts[i].gyappu%></td>
<td><%= posts[i].kaiketsu%></td>
</tr>
<% } %>
</tbody>
</table>
</div>
</div>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.3.1.slim.min.js" integrity="sha384-q8i/X+965DzO0rT7abK41JStQIAqVgRVzpbzo5smXKp4YfRvH+8abtTE1Pi6jizo" crossorigin="anonymous"></script>
<script src="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.2.1/js/bootstrap.bundle.min.js" integrity="sha384-zDnhMsjVZfS3hiP7oCBRmfjkQC4fzxVxFhBx8Hkz2aZX8gEvA/jsP3eXRCvzTofP" crossorigin="anonymous"></script>
</body>
</html>
続いてindex.ejsで利用するためのroutesの中のindex.jsを修正します。
var express = require('express');
var sqlite3 = require('sqlite3');
var router = express.Router();
var db = new sqlite3.Database('./kadai.db');
/* GET home page. */
router.get('/', (req, res, next) => {
db.serialize(() => {
db.all('select * from kadaitable', (err, rows) => {
if (!err && rows) {
const newRows = rows.map(row => {
if (row.content) {
row.content = row.content.replace(/\r?\n/g, '<br>');
}
return row;
});
console.log(newRows);
res.render('index', { posts: newRows });
}
});
});
});
module.exports = router;
とりあえずトップ画面はこれで完成しました。
Nodeのコマンドプロンプトから以下を実行します
npm start
こんな感じのメニューが表示されたらOKです。
その2では登録画面を作って、実際にSQLiteのテーブルに書き込み、トップ画面に反映されるまでを解説します。